後手を引く攻め筋 勝又清和七段が控室を訪れました。継ぎ盤の前に座って、図から▲4五歩△同歩▲4四歩△3四銀に▲2四歩の順を検討しました。以下△2四同歩は▲同飛で、△2三銀には▲同飛成△同金▲4三歩成で先手の攻めが続くそうです。しかし、▲2四歩には先に△5四銀と角取りに引く手があってうまくいきません。先手は△3四銀に▲5六銀とぶつけて、△5四銀に▲7七角とします。次に▲5五銀と銀交換を目指す攻め筋があるようです。「後手を引くので気がつきにくい攻めですね」と勝又七段は感心していました。 (筆者が継ぎ盤で検討する勝又七段の相手役をさせていただきました。こんな視点になっています) (琵琶)
じっくりした中盤戦 伊藤七段は▲8六銀(1図)と上がりました。7七の銀を上がって角筋を通しました。対する広瀬九段は△6三金(2図)と上がったのです。▲5五角には△5二飛と飛車を転回して▲8八角に△5六歩と中央から攻めるのでしょうか。 控室を訪れた片上大輔七段は「先手は▲4七銀と引いて▲3六飛と寄り、▲3四歩と桂頭を狙うのが理想の攻めになります」と解説しています。 (琵琶)
国立競技場を訪問 千駄ヶ谷を散策してきました。天気がよくてすがすがしい散歩になりました。 (将棋会館を出て、右に歩いて行くとある建物が見えてきました) (国立競技場です。一昨年の夏は東京オリンピックで賑わいました) (オリンピック競技の銅像) (秩父宮記念スポーツ博物館は臨時休館。残念) (近代オリンピックの創始者・ピエール・ド・クーベルタンの記念碑とオリンピックミュージアム) (1964年の東京オリンピックで使った聖大台) (五輪のオブジェは記念写真の人気スポットになっている) (琵琶)
後手が雁木に組む 昼食休憩再開後の一手は▲2七銀(1図)でした。右銀を攻めに使う構想です。以下、実戦は△4三銀上▲3六銀△3四歩▲同歩△同銀▲3五歩△4三銀左▲6八銀△6五銀▲7七銀(2図)まで進んでいます。後手は雁木に組んでから5筋の銀を6五に出て、▲7七銀を強要しました。角筋を止めて相手の攻撃力を下げる方針のようです。 (伊藤七段は後手の雁木をどう攻略するのか) (琵琶)
対局再開 (伊藤七段が先に戻ってきた) (定刻になり、▲2七銀を着手する伊藤七段) (対局室に戻ってきた広瀬九段) (着座するとすぐに前傾姿勢になる) (午後の対局室) (午後の戦いが始まった) (琵琶)