2015年12月28日 (月)

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第41期棋王戦五番勝負日程  渡辺明棋王-佐藤天彦八段

第1局 2月11日(木) 愛媛県松山市「大和屋本店」
第2局 2月20日(土) 石川県金沢市「北國新聞会館」
第3局 3月6日(日) 新潟県新潟市「新潟グランドホテル」
第4局 3月21日(月・祝) 栃木県宇都宮市「宇都宮グランドホテル」
第5局 3月31日(木) 東京都渋谷区「東京・将棋会館」

棋王戦五番勝負をお楽しみに。ご観戦ありがとうございました。

(吟) 

Dsc_0155 (終局直後の対局室。主催紙のインタビューに応じる)

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――  棋王戦初挑戦となりました。いまのお気持ちをお願いします。

佐藤天 長い道のりといいますか、強敵ばかりで、ホッとしている気持ちと嬉しい気持ちがあります。

――  今日も序盤から難しい戦いでしたね。

佐藤天 攻められる展開になってしまったので、ずっと自信はなかったですね。

――  渡辺棋王とも初の番勝負になります。終わったばかりですが、お気持ちを聞かせてください。

佐藤天 渡辺さんには昔からお世話になっている人なので、そういう人と五番勝負を戦えることは楽しみです。

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――  最後は残念な結果になってしまいましたが。

佐藤康 そうですね。攻めが細くなってしまったので。もう少し、何かあったかもしれません。

――  ▲9三銀成は手ごたえはあったのでしょうか。

佐藤康 取られる変化もよく分かっていなかったので。▲8二歩成と8筋を清算したのが、よくなかったかもしれません。

(吟)  

20151228asatouyasumituamahikotouryoこの局面で佐藤康九段が投了しました。終局時刻は20時18分。消費時間は、▲佐藤3時間59分、△佐藤3時間59分。
挑戦権を獲得したのは佐藤天八段。第41期棋王戦五番勝負第1局は、2月11日(木)に愛媛県松山市「大和屋本店」で行われます。 

(紋蛇)

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図は▲6八香に△4九馬とした局面。▲同銀に△5七桂や△7五歩で、控室の評判は後手優勢。

Dsc_0010 (王座戦に続き、2度目のタイトル挑戦に近づいている佐藤(天)八段)

(吟) 

__kifu_for_windows_pro_v6_63_23___8▲6九歩の底歩に対し、△7二銀と銀を立った局面。渋い応酬で、長期戦の様相だ。残り時間は▲佐藤(康)九段2分、△佐藤(天)八段4分。

Dsc_0099 (佐藤(天)八段は佐藤(康)九段の攻めを余せるかどうか)

(吟) 

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▲9三銀成は佐藤(紳)七段が示し、控室で調べられて始められていた。△同桂に▲9五歩以下△7七銀成▲同桂△同角成に▲9四歩で先手の攻めが繋がると見解が出されていたところだった。▲9三銀成がモニターに映ると「天才だ」「いいものを見たね」「行った。凄い」と声が上がる。

Dsc_0082 (端に銀を捨てる強手を見せた佐藤(康)九段。鋭い踏み込みと評判の手だ)

(吟)