（感想戦後に駒を片付けて一礼。久保棋王の第36期棋王としての最後の仕事）
（囲碁将棋チャンネルの取材を受ける郷田新棋王）
（あたりはすっかり暗くなっていた）
（第36期棋王戦をご観戦ありがとうございました。後ほど主催紙に掲載される観戦記もご覧ください）
2012年3月17日 (土)
感想戦
（郷田真隆新棋王）
（久保利明前棋王）
（八雲）
大盤解説会場へ
終局後、両対局者は解説会場へ。
立会の加藤九段のリードで簡単に感想戦が行われました。
（八雲）
終局直後
終局直後にインタビューが行われました。
郷田「よく分からない将棋だった。飛車を使えるかどうかが課題だったので、使えて良くなった」
久保「今日の将棋は途中から分からなかった。五番勝負は内容が良くない将棋が多かった。いまの実力だから仕方ない」
（八雲）
久保棋王投了 郷田新棋王誕生
▲久保－△郷田戦は18時40分、110手で郷田九段の勝ちとなりました。消費時間は久保３時間55分、郷田３時間49分。
この結果、郷田九段が五番勝負を３勝１敗で制し、初の棋王獲得となりました。敗れた久保棋王は無冠となりました。
（銀杏）
18時ごろのモニターの様子
（銀杏）
郷田九段勝勢
控室では、
「これはもう……」
「どうしようもない」
「（52手目）▲９二歩を打って以降、局面が悪いほうへどんどん……」
の声。
後手勝勢と見られており、検討はほぼ打ち切られました。
追い込まれた久保棋王、粘る順はもうないのでしょうか。
（八雲）
17時40分ごろのモニターの様子
（久保棋王が考え込んでいる）
（銀杏）
加藤九段は明快に後手持ち
図は17時30分頃の局面。
控室の加藤九段は「先手がつらい」と断言しています。
「（53手目の）▲９二歩がどうだったのかなぁ」とのこと。
（17時20分頃の庭から見た対局室。雨は小降りになり、松明に火がともされた）
（17時30分頃の控室は満員御礼）
（八雲）
17時過ぎ 久保棋王歩を放つ
直前に歩切れをやっと解消した久保棋王ですが、その歩を早速使いました。
控室では予想されていなかった一手。
大盤解説を終えたばかりの先崎学八段は「▲９二歩はやらないだろう、と言ったんだけどなあ」とのこと。
▲９二歩まで、残り時間は久保41分、郷田40分。
（ＪＲ宇都宮駅前にある餃子像）
（八雲）