2019年2月11日 (月)

第2局の翌日(11日)には新川文化ホールで「ミラたん杯 こども棋王戦」が開催されました。帰京前に渡辺棋王、広瀬竜王、関係者一行は会場に足を運びました(イベント参加棋士は村田顕六段と本田女流三段)。

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「マナーを守って、楽しく指してください」と渡辺棋王。

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広瀬竜王は「身近なライバルをさがすといいと思います」とアドバイス。

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こどもたちの戦いを見て回る渡辺棋王と広瀬竜王。

(吟)

2019年2月10日 (日)

Dsc_0495(大盤解説会場から戻った両対局者は対局室で感想戦を行いました)

Dsc_0523(7連覇に向けて、2連勝スタートの渡辺棋王)

Dsc_0501(連敗スタートで苦しくなった広瀬竜王)

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感想戦は19時51分に終了しました。
第2局の中継ブログの更新は以上で終了します。3月10日(日)に新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われる第3局をお楽しみに。ご観戦ありがとうございました。

(吟)

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(終局直後、両対局者は共同通信のインタビューに答える)

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―― 非常に難しい角換わりになりました。どうでしたか。

渡辺 お昼ぐらいまでは、予定でやっていました。そのあと△6七桂から攻め込まれたのは予定ではなかったです。そのあとの分かれは苦しいんじゃないかと思っていました。

―― 全体を振り返ってポイントの局面は。

渡辺 ▲7五歩と突いたところは、まずいんじゃないかと思って指していました。何か後手にうまい手があれば、負けるんだろうなと思っていました。

―― 終盤、難解でしたが、勝ちを意識されたのは。

渡辺 ▲2二竜が詰めろで入ったので。詰めろならいけるかなと。

―― これで7連覇にあと1勝になりました。第3局に向けて。

渡辺 1カ月ぐらい空くので、その間にじっくり作戦を練って臨みたいと思います。

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―― 残念な結果になりましたが、作戦はどうでしたか。

広瀬 水面下では研究されている形かなと思っていました。基本的に難しい変化が多いので、やってみないとわからないと感じていました。

―― 中盤までは。

広瀬 △6七桂から攻めが続けば、まずまずかなと思っていました。▲7五歩と突かれたときに、いい対応策があるかどうかが、すべてだったように思います。

―― どのあたりで、形勢を損ねたと思いますか。

広瀬 △8七歩から△5七金はひねった手順だったので。▲同金で余されるのが読み抜けていました。あそこでダメにしてしまいました。

―― シリーズは追い詰められましたが、第3局以降の戦いは。

広瀬 まずは自分自身の調子を何とかしないといけないなと。あとは、もう少し競った将棋を指せるように頑張りたいと思います。


(吟)

第44期棋王戦五番勝負第2局、▲渡辺明棋王-△広瀬章人竜王の一戦は、図の局面までで渡辺棋王の勝ちとなりました。終局時刻は18時38分。消費時間は、▲渡辺棋王3時間32分、△広瀬竜王3時間57分。

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図は▲7八金と先手が打った局面。これで後手が迫っていくのが難しいと見られて、先手が優勢な局面を築いている。

Dsc_0414(外は暗くなって、かなり冷え込んできている)

Dsc_0419(クリスタルガーデン。左右には熱帯植物が植えられていて、非日常的な空間がコンセプトとのことだ)

Dsc_0421(過去に新川文化ホールで行われたイベントポスターが掲載されている)

(吟)

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後手の広瀬竜王が△8七歩と、△6九金までの詰めろをかけた局面。△8七歩では△8五歩や△8五桂という手段が控室では考えられていたが、いまひとつ後手がうまくいかなった。本譜は△8七歩▲同金に△5七金と進行している。控室の評判は、わずかながら先手が指せるといわれている。

Dsc_0346(59分の長考で、△8七歩と垂らした広瀬竜王。形勢をどう見ているのだろうか)

(吟)

魚津は海と山が近いことでしられる街。海岸部から北アルプスまでの距離が近く、自然に囲まれています。

Dsc_0286(冬の日本海。今日は穏やかなほうだ。遠くに見えるのは、魚津南港)

Dsc_0402(新川文化ホールから見た立山連峰。さらにくっきりと見える日もあるとのことだ)

(吟)

午後のおやつは渡辺棋王が「ガトーフレーズ」と「ホットコーヒー」、広瀬竜王が「あまおう(ショットケーキ)」と「ホットレモンティー」。

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Dsc_0383(広瀬竜王が注文。苺のあまおうがギッシリ入っている)

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Dsc_0396(あまおうを前に笑顔の本田女流三段)
撮影用のおやつを食べた本田女流三段は「苺の粒が大きくて、食べ応えがあります。生クリームは甘さが控え目で、スポンジは軽い感じです」と話しました。

Dsc_0400(富山出身で、控室で検討している野原未蘭さんはガトーフレーズを食べて、「苺が甘くておいしいです」と感想を話した。野原さんは女子初の中学生将棋名人を獲得した。明日は村田顕六段と記念対局を行うことになっている)

(吟)