2012年2月 5日 (日)

Dsc_0946

008

Dsc_0741_2

本局の後藤元気氏による詳細な観戦記は下記の各紙面でお楽しみ下さい。

【河北新報社、下野新聞社、千葉日報社、山梨日日新聞社、新潟日報社、信濃毎日新聞社、静岡新聞社、北日本新聞社、北國新聞社、京都新聞社、日本海新聞社、山陽新聞社、中国新聞社、愛媛新聞社、高知新聞社、佐賀新聞社、長崎新聞社、熊本日日新聞社、南日本新聞社、沖縄タイムス社、日本ジャーナル出版(順不同)】

本日はご観戦ありがとうございました。

Dsc_0821

大盤解説会場へ両対局者が姿を見せると大きな拍手で迎えられた。

Dsc_0823

Dsc_0835

Dsc_0846

大盤解説会場では101手目▲7四歩で▲2四飛△同歩▲3三角成△6八歩成▲同金△5八歩成▲4三馬の攻め合いが検討された。

(吟)

Dsc_0789

興奮冷めやらぬ終局直後の対局室。

Dsc_0797

久保棋王
「序盤はまずまずの形だったと思います。(勝ちを意識した局面を聞かれ)最後まで分かりませんでした。△6七金(146手目)と打った辺りで自玉が安全なので攻めが繋がる形かなと。(先勝したことについて聞かれ)まだまだ番勝負は続きますので」

Dsc_0812

郷田九段
「序盤がまずかったので、中盤が大変だったですね。ちょっと難しかったかなという局面もあったのですが、終始苦しかったです。先手先手で攻められたので、終盤は少し足りないなと思って指していました。どこかで勝負する順があったのかもしれませんが分からなかったですね。(第2局への意気込みを聞かれ)一局一局頑張るしかないので」

終局直後に感想を述べた両対局者はファンの待つ大盤解説会場へ向かった。

(吟)

Kiou201202050101_158この手を見た郷田九段は、30秒まで読まれて投了を告げた。先手玉は▲8八玉△7九馬▲8七玉△7八角以下の即詰み。終局時刻は19時29分。消費時間は▲郷田3時間59分、△久保3時間57分。五番勝負は久保棋王の先勝。防衛へ向け好スタートを切った。第2局は2月25日(土)、石川県金沢市「北國新聞会館」で行われる。

(文)

Kiou201202050101145

6七に居た銀を7八へ引いた局面。▲7八金は△6七馬から▲同金に△7八銀がある。銀を渡さずに受ける頑張りだ。依然として後手が優勢ではあるは先手が懸命の頑張りを見せている。

【Twitter解説】
豊川孝弘七段>いやいや、これは△5六馬から△7四馬として長い将棋になるかもしれません。しかし△5六馬のときに▲8四桂と勝負したらどうなるのか。

(吟)

Kiou201202050101134

控え室でピッタリと言われていた歩が突き出された。△7六歩には「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つ木村八段も「これはまいった」と声を発する。

【Twitter解説】
豊川孝弘七段>なるへそ! ▲8四桂には△6六角が王手桂取りですから。ここは郷田さんの次の手が見ものですね。

Dsc_0775

時刻は19時を回った。

(吟)