(10分ほど大盤解説会に出演したあと、対局室に戻って感想戦が行われた)
(佐藤康光棋王)
(久保利明八段)
(手前から記録係の竹内貴浩三段・立会人の井上慶太八段・観戦記担当の後藤元気さん)
【佐藤棋王】
--今日の棒銀戦法というのは佐藤さんにとっては珍しいんじゃないかと思いますが。
「今日は急戦で行きたくなったので、急戦をやってみました」
--実戦では指されてない形でしょうか。
「どうなんですかね。昔はよくあった将棋だと思うんですけど、よくわからないですね」
--今日は激しい攻防でしたが、勝利が見えたのはどのあたりでしょうか。
「△5七歩成(100手目)で攻めが切れなくなったので、そこでまぁ行けるかなと思いました」
--香車2枚の攻めは厳しく感じましたが。
「こっちもゆっくりはしていられないので、しょうがなかったですね」
--これで2勝2敗のタイになりましたが、最終第5局に臨むお気持ちを。
「今まで以上にがんばっていきたいと思います」
【久保八段】
--今日の序盤の作戦はいかがでしたか。
「昔の形ですよね。最近はあまり見かけないです。予想はしていなかったですね」
--今日は序盤から苦しいという評判でした。
「そうですね。めちゃくちゃ苦しそうですね。香車一枚くらい苦しかったんでしょうね」
--中盤以降、控室の方では持ち直したんじゃないかと…。
「持ち直したですけど、ちょっとずつ足りないというか…ちょっとずつ苦しい将棋ですね。粘ったのは粘ったほうだと思うんですけど、しょうがないですね」
--これで残すところあと1局になったわけですが。
「第5局まで指せることになったので存分に楽しみたいと思います」
(インタビュー終了後、両対局者が大盤解説会に登場した)
(室田伊緒女流初段と久保利明八段)
(佐藤康光棋王)
(大勢のファンが感想戦を見守っていた)
(終局直後の対局室)
(投了の局面)
(おやつのケーキは両者とも手つかずだった)
(大石新四段、西川四段が検討している。本譜は検討通りに進行)
(115手目▲6七飛まで。佐藤棋王が体を揺らして考えている様子が見え隠れする)
(室田伊緒女流初段と村田智穂女流初段)