2026年2月28日 (土)

決意表明を述べた両対局者は会場から退室。立会人の藤井猛九段、大盤解説の佐々木大地七段、聞き手の本田小百合女流四段、大盤解説会のPC操作の伊藤明日香女流初段による見どころ紹介が行われました。(写真=銀杏、書き起こし=八雲)

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Dsc_5394001(藤井猛九段)
「立会の仕事は開始のあいさつが一番緊張しますね。シーンとしている中でね。だから、その瞬間だけ緊張して。そこが終われば控室でお茶を飲んでるだけですけど」

Dsc_5484 (佐々木大地七段)
「昨年のシリーズは増田八段が角換わりを受けて立っていましたが、今年の第1局の後手番の対局を見ると、角換わりにしないというか。たぶん、10手目、20手目ぐらいには前例がないような、変わったオープニングになるのではないかと予想しています」

Dsc_5429(伊藤明日香女流初段)
「昨年に引き続き大盤解説会のPC操作を担当します。よろしくお願いいたします」Dsc_5423(本田小百合女流四段)
「前回は千日手で大盤解説会場も閉まってしまいましたが。今回はもうエンドレスで。いつまでも、何時まででもと。準備万端らしいですので」

藤井猛九段
「結構、千日手多いですよね。藤井棋王はね」

本田女流四段
「それだけ、序盤、中盤がシビアになってきているということですね」

両対局者が決意表明を述べました。(写真=銀杏、書き起こし=八雲)

Dsc_5316(藤井棋王)
「新潟では毎年棋王戦の対局を開催していただいております。第3局の開催ということが特に多くて、新潟に来ると、いよいよ棋王戦も中盤戦を迎えたなと、気持ちが引き締まるように感じるところもあります。今期は1勝1敗で第3局を迎えまして、非常に大きな1局だなと思いますし、緊張感もありますけれど、信濃川の流れを見て緊張を解いて、明日はほどよい緊張感で臨めればなと思っています。この番勝負の2局の反省を踏まえて、明日の第3局では、より充実した熱戦にできるように全力を尽くしたいと思います」

Dsc_5317(増田八段)
「新潟県は昨年に引き続き2回目です。昨年は2連敗ということで、かなり追い込まれた状態で来てしまったもので、あまり記憶が途切れ途切れになってしまったんですけど(笑)。でも、昨年はご飯がとてもおいしくて。今年はタイスコアでこられて、とてもうれしいです。それと、信濃川の景色ですよね。すごく素晴らしくて印象に残る対局場でした。昨年はすごい熱戦で20時を超えて大盤解説が閉まってしまったという話でしたが、今年はそういうこともないらしいので、ぜひ、熱戦をみなさまにお届けれできればうれしいなと思います。明日は全力を尽くして頑張りますので、応援のほどよろしくお願いいたします」

対局者や関係棋士、新潟県三条市で活躍する駒師の大竹竹風さんの駒や根付などが当たる抽選会が行われました。(銀杏)

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Dsc_5182(藤井棋王)

Dsc_5206(増田八段)

Dsc_5535(駒師の大竹竹風さんからは駒や盛り上げ駒による根付が贈られた)

新潟グランドホテルでは18時30分から前夜祭が開かれました。

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Dsc_5000001(対局者入場)Dsc_5020

Dsc_5045(林康生・新潟日報代表取締役常務理事)
「日本は少子高齢化と人口減少の荒波に揉まれております。しかし、日本の将棋人口は約460万人で下げ止まりになっているということのようです。将棋の世界のこれからの伸びしろを想像しますと、そこに将棋が持つ数多くの効能、すぐれた点が挙げられるのではないかと思います。藤井棋王と増田八段、その他の多くの棋士の方々も全国津々浦々を訪ねて将棋人口を増やす種まきをされており、敬意を表します。明日のお二人のスリリングで白熱した対局に期待いたします」

Dsc_5063(瀬川晶司・日本将棋連盟常務理事)
「ホテルから信濃川が一望できまして、日本一の川を目の前に見られて非常によいロケーションで素晴らしいなと思いました。明日の第3局は天王山の一局となります。このあと、両者の決意表明や見どころ解説もありますので、それをご覧になって、明日の対局を楽しみにしていただければと思います」

Dsc_5078(奥州光治・日本将棋連盟新潟県支部連合会会長)
「毎年、新潟には第3局という素晴らしい対局が来るということで、地方の将棋ファンにとっては、これとない機会でございます。明日は新潟から全国に白熱した戦いが発信されます。みなさんのご健勝と明日の名局を期待いたしまして乾杯いたします。乾杯!」

(写真=銀杏、書き起こし=八雲)

16時ごろから検分が行われました。駒は2組用意され、昨年も使われた大竹竹風師作の錦旗書の駒が選ばれました。藤井棋王が「対局室の温度を20度程度にしてほしい」と要望した以外は問題になるところはなく、7分ほどで終了しました。(銀杏)

Dsc_4836(駒の感触を確かめる藤井聡太棋王)

Dsc_4869(増田康宏八段)

Dsc_4952(検分の様子)

Dsc_4937(記録係の古井丈大三段はタイトル戦の記録係が初めて。立会人の藤井九段は対局日の段取りを説明していた)

Dsc_4949_2(本局で使用される駒。大竹竹風師作の錦旗書の逸品)