2025年3月 2日 (日)

昼食は藤井棋王がのどぐろ茶漬け御膳、増田八段が海の幸重御膳。どちらも新潟の海産物を使ったメニューを注文しました。のどぐろ茶漬け御膳は新潟グランドホテルの新メニュー。海の幸重は日替わりで、今日はタイ、本マグロ、カニ、ブリ、タコ、マイカ、サーモン、ホタテ、南蛮エビが使われています。

20250302dsc05169_2

20250302dsc05178

(文)

2025030265

12時、増田八段が16分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤井棋王2時間7分、△増田八段17分。対局は13時に再開されます。本局で使われている駒は錦旗書、大竹竹風作の盛上駒です。

20250302dsc05160

20250302dsc05161

(文)

新潟日報社は棋王戦が第50期を迎えた節目に『棋王戦50期記念 にいがた将棋物語』を出版しました。新潟は第4期に初めて五番勝負の舞台になり、今期は44回目の開催です。本書では新潟で行われてきた棋王戦の歴史を紹介しているほか、永世棋王の資格を持つ渡辺明九段の特別インタビュー、舞台裏や将棋界にまつわるコラムを掲載。昨日3月1日はちょうど発売日を迎え、打ち合わせの席では両対局者も興味深そうに目を通していました。

【「棋王戦50期記念 にいがた将棋物語」新潟日報ブックレット⑥ | 新潟日報オンラインショップ】
https://niigatanippo.shop/items/67a568b060b20310d147ddad

20250302dsc04942

20250301dsc04824

(文)

10時、午前のおやつの時間になりました。両対局者とも新潟県で生まれたいちご「越後姫」を使った「越後姫のタルト」を注文。飲み物は藤井棋王がアイスレモンティー、増田八段がアイスコーヒーを注文しています。

20250302dsc05082

20250302dsc05092

(文)

2025030246

戦型は角換わり腰掛け銀に進みました。研究勝負になりやすい形とあって、開始から早いペースで手が進んでいます。控室ではさっそく継ぎ盤で進行を追いました。注目は△2二銀(46手目)で、過去に△4二銀は指されていましたが、こちらに引く手は前例がありません。直感的には壁銀になるため指しにくい手といえます。森内九段は「増田さんの研究ですね。先手からすると予想しにくい手です。後手はこのあと10手から20手は研究済みだと思いますので、先手が初見で対応できるかどうか」と話しました。

20250302dsc05079

(文)

本局の観戦記は鈴木宏彦さんが担当します。今日の新潟日報には、津江章二さんが執筆した観戦記が掲載されています。挑戦者決定トーナメントの三浦弘行九段と近藤誠也七段(現八段)による一戦。勝者はベスト4進出が決まる大きな一番でした。最終盤で近藤誠七段が見せた的確な指し回しを描写しています。

【観戦記掲載紙一覧】
河北新報・下野新聞・千葉日報・新潟日報・信濃毎日新聞・山梨日日新聞・静岡新聞・北日本新聞・北國新聞・京都新聞・日本海新聞・山陰中央新報・山陽新聞・中国新聞・愛媛新聞・高知新聞・佐賀新聞・長崎新聞・熊本日日新聞・南日本新聞・沖縄タイムス

20250302dsc049412

(文)

朝、対局室には増田八段、藤井棋王の順に入室しました。藤井棋王が駒箱を開けて、増田八段と駒を並べていきます。定刻の9時になり、立会人の森内九段が開始を告げて対局が始まりました。

20250302dsc04979

20250302dsc04990

20250302dsc05004

20250302img_7126

20250302dsc05050

20250302dsc05060

(文)