2025年12月16日 (火)

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12時、この局面で増田八段が42分使って、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲斎藤29分、△増田1時間18分。昼食注文は斎藤六段が「生姜焼き定食(肉2枚追加)」(ふじもと)、増田八段が「キーマカレー」(rico curry)。対局は12時40分から再開されます。

Dsc_1630_1466(斎藤六段の注文)

Dsc_1633_1467(増田八段の注文)

(紋蛇)

2025121625お互いに右銀を攻めに使っています。角換わりで相早繰り銀はオーソドックな作戦ですが、相掛かりでは珍しい展開です。
図は▲7七角と8八から上がったところ。次は▲6八銀~▲6六歩~▲6七銀の雁木が一例で、完成すれば「歩越し銀に歩で対抗」の好形になります。
図で△7七同角成なら▲同桂と▲同金、どちらも考えられます。▲7七同桂に△7五歩▲同歩△同銀は▲7四歩の反撃、△8六歩▲同歩△同飛は▲8八銀△8一飛▲8六歩(△8六同飛は▲8五歩から▲8七銀)で銀冠を目指せるので、先手も戦えます。▲7七同金は△6五桂▲7八金△5七桂成▲同銀△5五角でまずいようですが、▲6六金△8六歩▲同歩△同飛▲8八銀と受けて▲5六金から▲6六歩を狙えば後手も大変のようです。
増田八段は▲7七角を見て、手を止めています。後手は序盤の方針を決める分岐点です。

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(紋蛇)

2025121615戦型は相掛かりになりました。▲4六銀は好戦的な構えで、▲3五歩から攻める構想です。増田八段がどのように応じるでしょうか。先手は▲7六歩を保留しているのがポイントで、角道を開けなければ角交換されないため、2二の角を負担にさせることができるかもしれません。

(紋蛇)