2024年3月17日 (日)

44図の局面で昼食休憩に入りました。伊藤七段の昼食は、鰻御膳 温かい緑茶。藤井棋王は、麦とろ御膳 冷たいウーロン茶。

鰻御膳 鰻の蒲焼、日光野菜と湯葉の煮物、小鉢、香の物、赤だし、水菓子
麦とろ御膳 自然薯、麦飯、日光野菜と湯葉の煮物、小鉢、香の物、赤だし、水菓子

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(牛蒡)

鈴木九段、広瀬九段、佐々木勇八段、小高女流初段の4人によるトークショーがありました。佐々木八段を中心にさまざまなトークテーマを出し、鈴木九段と広瀬九段が話題を膨らませていく形で、笑いの絶えないイベントになりました。

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Dsc_6671(鈴木九段)

Dsc_6653(広瀬九段)

Dsc_6588(小高女流初段)

Dsc_6599(佐々木八段)

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(牛蒡)

240317_020本局は▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7六歩△3二金▲7七角で始まりました。そこで△3四歩なら角換わりになりましたが実戦は△6二銀。1図は角換わり拒否の有力な作戦として、最近増えています。藤井棋王が採用するのは初めてです。

240317_0422図は10時40分ごろの局面。すでに前例はありません。

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(牛蒡)

伊藤七段は3日に第3局を指したあと、5日の宮田敦史七段(第82期順位戦C級1組・最終11回戦)に勝ち、B級2組への昇級を決めました。前期は最終戦に敗れて昇級を逃していました。「昨年のことがあるので、なんとか結果が出てよかったです」とコメントしています。11日には青嶋未来六段(第9期叡王戦本戦)に勝ち、永瀬拓矢九段との挑戦者決定戦(19日予定)に駒を進めました。大事な対局にしっかりと勝って強さを示しています。竜王戦1組でも準決勝まで勝ち上がっています。本年度はここまでタイトル戦登場2回、対局数・勝数ランキングはそれぞれ1位です。

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(牛蒡)

日光きぬ川スパホテル三日月の前身となるホテルは1978年に開業。2009年にホテル三日月グループの経営となり、2020年に現在の名称になりました。鬼怒川の渓谷美を一望する温泉湯舎です。屋内スパや屋上プールも名物です。ホテル三日月のYouTubeチャンネルでは、同ホテルの映像を数多く紹介しています。

同ホテルで棋王戦が開催されるのは2年連続2回目。前期は藤井五冠が渡辺明棋王からタイトルを奪取し、史上最年少で六冠を達成しました。伊藤七段(当時五段)は、第13回とちぎ将棋まつりinホテル三日月に出演しています。

ちなみに前期は23年3月19日(日)が対局日でした。その日はNHK杯戦決勝も放送され、藤井棋王は同棋戦初優勝を果たしています。そして今年も本日が棋王戦第4局とNHK杯決勝の放送日。藤井棋王は本局に勝ち、NHK杯戦で優勝すれば、年度勝率における歴代1位記録を達成します。NHK杯戦決勝の相手は、2年連続で佐々木勇気八段です。

【日光きぬ川スパホテル三日月】
https://www.mikazuki.co.jp/kinugawa/
【ホテル三日月YouTube】
https://www.youtube.com/@user-ds6gn1nz3o/videos

Dsc_4941(日光きぬ川スパホテル三日月の外観。以下、写真はすべて16日に撮影)

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Dsc_4953(ホテル内にある、日光東照宮分霊社・鬼怒川三日月神社)

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(牛蒡)

栃木県の中央を流れる鬼怒川。その上流部に鬼怒川温泉があります。一説によれば開湯は元禄4年(1691年)で古い歴史があります。江戸時代には、日光詣の僧侶や大名以外の入湯は許されなかったそうですが、明治以降に一般開放され、山間の一大温泉街になりました。近隣には江戸ワンダーランドや東武ワールドスクウェアなどのテーマパークもあります。東京まで電車で2時間、日光東照宮まで車で30分とアクセスのよさも魅力です。

Dsc_4902(鬼怒川温泉駅の駅前広場。写真左奥に「日光きぬ川スパホテル三日月」が見える)

(牛蒡)