午後のおやつ 午後のおやつは渡辺棋王が「いちごのショートケーキ」、「アイスコーヒー」。このケーキはホテルでも提供されています。藤井竜王は「オレンジジュース」、「アイスレモンティー」です。 (渡辺棋王のおやつ) (藤井竜王のおやつ) (紋蛇)
駒損を甘受する 54分の△6五歩に対し、渡辺棋王は同じ54分考えて▲9一桂成としました。△同飛に▲6五角!と進めています。 自ら角を差し出すので、考えにくい手でした。△6五同銀に▲同桂と桂を前線に使うことはできますが、△4一桂で簡単には潰せません。以下▲5六香は△5四歩▲同香△5二歩と争点を変えられると5三の地点を突破できませんし、後に△9三飛のように足される受けも見えます。駒損を甘受したあと、渡辺棋王はどういう構想を描いているのでしょうか。(紋蛇)
意表の桂打ちに長考 (午前中、検討する屋敷九段と鈴木九段)△9二香は▲7一桂成△同飛▲8三角成から▲9三馬があります。控室の本命は△7二金で、▲9一桂成△同飛と進めば▲6五香の田楽刺しや▲8三角成を消しています。 しかし、実戦の指し手は違いました。昼食休憩を挟み、54分の考慮で△6五歩です。 △6五歩とはすごい手です。▲同桂で攻めを呼び込むからで、その代償は何かがパッとは浮かびません。▲6五同桂に△9三香はあるでしょうか。▲8五桂と香を取りにいく手がないので、8筋の桂がぼけてしまう可能性があります。(紋蛇)
昼食休憩時の対局室 (昼食休憩時の対局室) (現局面) (渡辺棋王の玉将。本局に使用されている駒は宗歩好なので、双玉である) (藤井竜王の玉将) (対局室から見える景色) (下をのぞき込むと、鬼怒川が流れている) (紋蛇)
昼食休憩 12時、図の局面で藤井竜王が31分考えて、昼食休憩に入りました。消費時間は☗渡辺56分、☖藤井1時間28分。昼食注文は渡辺棋王が「栃木和牛のステーキ丼」。A5ランクの和牛を使用した逸品です。藤井竜王は「鹿沼にらの玉子とじと八汐鱒の押し寿司」。玉子とじは、鹿沼市名産品のニラと日光御養卵をふんだんに使いました。八汐鱒は中禅寺湖の名産です。対局は13時に再開されます。 (渡辺棋王の昼食) (藤井竜王の昼食)(紋蛇)
とちぎ将棋まつり(1) 対局場の「日光きぬ川スパ・ホテル三日月」では、「とちぎ将棋まつり」が開催されています。午前中は将棋大会と指導対局で、午後から大盤解説会も行われます。指導対局は広瀬八段、戸辺七段、竹部女流四段が担当していました。 (指導対局) (広瀬八段。ちょうど感想戦を行っていた) (戸辺七段) (竹部女流四段。イチゴのワンピースにネックレスと、栃木県の名産地に敬意を表した?格好だ) (紋蛇)