2020年2月15日 (土)

【主催者挨拶】

Img_9865 岸本卓也・下野新聞社代表取締役社長
「明日は棋王戦にあわせて、とちぎ将棋まつりが開催されます。盛りだくさんの催しが計画されていますので、多くの皆様のご来場をお待ちしております」

Img_9875 如水和也・棋王戦宇都宮対局実行委員長
「宇都宮での対局が始まりまして、今年で10年目になります。お互い居飛車党の本格派とのことですから、とても楽しみです。大熱戦を期待しております」

Img_9884 鈴木大介・常務理事
「第1局は本田五段が銀矢倉という自分が修行時代の20年ぐらい前に一瞬、流行した戦法だったんですけど、それを用いて戦ったということで、興味深く拝見していました。本田五段はここまで勝った勢いというのがありますから、ここだけの話、得意の相掛かりで渡辺棋王に立ち向かっていただければと思います」

【乾杯】

Img_9891 関根文夫・下野新聞社取締役販売事業担当

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(書き起こし=玉響)
(八雲)

17時過ぎ、現地対局室にて検分が行われました。検分では、盤・駒の具合や、座布団、脇息、部屋の室温、照明の明るさ、騒音などがないか等、対局の環境を確認します。

Img_9747 17時過ぎに関係者が揃って検分が開始された。

Img_9760例年宇都宮に来ている渡辺棋王は慣れ親しんだ対局場だ。

Img_9754 本田五段はプライベートを含めて、栃木県は初めてだという。

Img_9771 検分時は入室者が多かったので室温が少し高かった。暖房の調整方法が確認され、その他は問題なく検分は5分ほどで終えられた。

このあとは18時30分から前夜祭が行われます。

(八雲)

2020年2月14日 (金)

渡辺明棋王に本田奎五段が挑戦する、第45期棋王戦五番勝負は渡辺棋王の先勝を受けて第2局を迎えました。渡辺棋王が連勝で防衛に王手をかけるのか、本田五段がシリーズ初の先手番を迎えて1勝を返すのか。注目の一戦は2月16日(日)に栃木県宇都宮市「宇都宮グランドホテル」で行われます。
対局開始は9時、持ち時間は各4時間。途中12時~13時まで昼食休憩、10時と15時におやつが出されます。第2局の立会人は田中寅彦九段、記録係は吉田桂悟三段(木村一基王位門下)、現地大盤解説(とちぎ将棋まつり内で開催)の解説は森内俊之九段、聞き手は加藤桃子女流三段が務めます。

【第11回とちぎ将棋まつり】
対局と合わせて、現地では恒例となりました「とちぎ将棋まつり」が開催されます。森内俊之九段、加藤桃子女流三段による大盤解説会を始め、席上対局や指導対局などの各種イベントが盛りだくさんで行われ、多くの棋士の出演が予定されています。詳しくは下記のリンク先ページをご参照ください。
http://www.tochigi-shogi.net/matsuri/index.php?type=Top

【動画中継】
本局は「ニコニコ生放送」と「AbemaTV」で動画中継されます。棋譜中継とあわせてお楽しみください。

<ニコニコ生放送>
【第45期棋王戦 五番勝負 第2局 渡辺明棋王 vs 本田奎五段】
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv323868407
解説:千田翔太七段 聞き手:竹部さゆり女流四段
【プレミアム限定 評価値放送】
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv323868410
【第11回とちぎ将棋まつり】
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv324255715

<AbemaTV>
https://abema.tv/now-on-air/shogi(将棋チャンネル放送ページ)
https://abema.tv/channels/shogi/slots/DLQ3ETzYQYAvMD(番組情報)
解説者:屋敷伸之九段、青嶋未来五段
聞き手:本田小百合女流三段、安食総子女流初段

【関連リンク】
・下野新聞社(第2局主催)
・一般社団法人共同通信社(主催)
・城東クリニック(第2局特別協賛)
・宇都宮グランドホテル(対局場・協力)

本局のインターネット中継は棋譜・コメントを玉響、本ブログを八雲が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

2020年2月 2日 (日)

Dsc_5779(渡辺明棋王)

「小学生、中学生、高校生の皆さんに『将棋はどうやったら強くなりますか。どんな勉強をしたら強くなりますか』とよく聞かれます。プロの棋士に聞けばいい方法があると皆さん期待して聞いてくると思いますが、残念ながらみんながやれば強くなるという方法はないんですね。自分に合った好きな勉強をするのが上達の近道だと思っています。試合前に緊張してしまうのですが、どうすればいいですか、と聞かれることもあります。実はプロの棋士も対局前は緊張します。僕の場合は野球やサッカーなどスポーツ選手の本を読んで参考にしています。将棋に直接関係があるわけではないんですが、日々の生活の心構えといいますか、皆さんの場合だと受験など人生の岐路がきます。そういうときに参考になる考え方が載っています。将棋に生かせることもありますので、ぜひ見てください」

Dsc_5781(本田五段)
「今日は負けてしまう子もたくさんいると思いますが、これにめげず次の大会等に出て、まだどこかで皆さんとお会いできることを楽しみにしています。今日一日、頑張ってください」

Dsc_5785(杉本昌八段)

「藤井聡太七段の師匠と紹介していただきました。彼は高校2年生でして、まだ学生服を着ています。藤井がまだ小学生の頃、負けるとすごく悔しがって将棋盤にかじりつくように泣いていたこともありました。皆さんが今日それをまねすることはありませんが、それぐらい一生懸命やることが大事だと思います。何よりも将棋を楽しむ気持ちで取り組んでいただきたいと思います」

Dsc_5791(室田女流二段)

「私も昔は子どもの大会によく出ていました。対局すると片方の子が負けてしまい、1局も負けないのは優勝者だけです。負けることは決して悪いことではないので、きちんと反省して次の対局に生かすようにしてください。保護者の皆さんにはぜひ温かく見守っていただければと思います。1局でも多く指して、友達を作って帰ってください」

Dsc_5814(握手会も行われた)

以上で第1局の中継を終了します。ご観戦いただき、ありがとうございました。

(書き起こし=琵琶、写真=紋蛇)

(紋蛇)

Dsc_5766(主催者挨拶 本庄樹・北國新聞社事業局企画部長)

「第24回北陸ジュニア棋王戦にご参加いただきありがとうございます。昨年は110人ぐらい、今年は130人と参加者が大幅に増えました。将棋人気の高まりを感じさせる機会だと思います。日頃の練習の成果を発揮して頑張ってください」

Dsc_5775(来賓挨拶 中坂暢江・金沢市教育委員会生涯学習部長)

「将棋には『始まり』の礼、『負けました』の礼、そして『終わり』の礼、と3つの礼があるとお聞きしました。特に2つめの『負けました』の礼は、自分の負けを潔く認めるというのは、最近では難しいことだと思っています。意地を張ったりして負けを認められないシーンがこれから皆さんの人生にもいっぱい出てくるのではないかと思います。一呼吸おく、深呼吸をすることで、皆さんの焦った気持ちも収まってくるのではないかと思っております」

(書き起こし=琵琶、写真=紋蛇)

(紋蛇)