2024年2月
地元の食材を使った昼食
昼食休憩
図の85手目▲6七金右の局面で伊藤七段が23分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤井1時間22分、△伊藤44分。対局は13時再開です。(銀杏)
富山県での棋王戦
富山県で棋王戦が開催されるのは今回で7回目(下記の対局者の肩書は当時のもの、左側が先手)です。立会人の森内九段は第31期の棋王。棋王戦では初挑戦になった第25期の第1局で富山県を訪れています。大盤解説を担当する村田顕六段は第29期の対局で記録係を務めました。
2019年2月10日
第44期五番勝負第2局
渡辺明棋王○-●広瀬章人竜王
2014年3月16日
第39期五番勝負第3局
渡辺明棋王○-●三浦弘行九段
2009年2月8日
第34期五番勝負第1局
佐藤康光棋王●-○久保利明八段
2004年2月22日
第29期五番勝負第2局
丸山忠久棋王○-●谷川浩司王位
2000年2月12日
第25期五番勝負第1局
羽生善治棋王○-●森内俊之八段
1994年2月22日
第19期五番勝負第2局
南芳一九段●-○羽生善治棋王
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創刊140周年
本局の観戦記は後藤元気さんが執筆します。主催紙の北日本新聞は1884年に前身となる中越新聞が創刊、1888年、富山日報に改題。1940年には富山日報、高岡新聞、北陸日日新聞、北陸タイムスの4紙が統合して北日本新聞となりました。今年は創刊140周年を迎え、記念事業として棋王戦コナミグループ杯五番勝負第1局が開催されています。
【北日本新聞webunプラス|富山のニュース情報サイト】
https://webun.jp/
【観戦記掲載紙一覧】
河北新報・下野新聞・千葉日報・新潟日報・信濃毎日新聞・山梨日日新聞・静岡新聞・北日本新聞・北國新聞・京都新聞・日本海新聞・山陰中央新報・山陽新聞・中国新聞・愛媛新聞・高知新聞・佐賀新聞・長崎新聞・熊本日日新聞・南日本新聞・沖縄タイムス
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指導対局
持将棋の可能性
藤井棋王の先手番で始まった第1局は森内九段の予想が当たって角換わりになりました。両者とも研究済みの展開なのか、恐ろしい早さで進んでいます。角換わりは後手番の指し方が課題とされますが、伊藤七段は△6三角(52手目)と自陣角で遠く9筋をにらむ作戦に定めました。森内九段は「先手は端から攻められるので、しっかり調べていないと大変」と話します。
10時40分、藤井棋王が手を止めています。まだ午前中ですが、82手も進んで目の回るような急展開。それだけでなく互いに上部開拓して入玉がちらつく形で、持将棋の可能性が出てきました。予想外の展開に、控室では関係者が持将棋になった場合の対応を話し合うなど、緊張感が漂っています。
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