市街散策(1) 金沢は、戦国時代に加賀一向一揆の拠点として「金沢御堂」の築造を契機とし、その周辺に町が作られて歴史が始まります。江戸時代には、加賀、能登、越中を合わせた加賀100万石の城下町として栄えました。第二次世界大戦で戦災を免れたため、市街には歴史的な建造物や町並みがいまなお残され、当時の世界観を楽しめます。対局前日、対局場付近から金沢市街を散策してみました。(対局場前の道路の名は百万石通り)(金沢は全国に先駆けて旧町名が復活した街でもある)(古くからの家屋の店が立ち並び、藩政時代の面影がいまに伝わる)(武蔵)
北國新聞会館 金沢の香林坊エリアにある北國新聞会館が対局場です。高さは93m。第13回石川県建築賞、第14回金沢市都市美文化賞を受賞しました。北國新聞社は今年で創刊130周年を迎え、その記念事業として本局が行われます。今日の北國新聞の観戦記は、挑戦者決定トーナメント▲広瀬章人八段-△羽生善治九段の一戦で、後藤元気さんが執筆しています。(北國新聞会館) (武蔵)
最初の長考 前例から離れて数手後、△5四銀を見て渡辺棋王が1時間を超える長考に沈んでいます。検討では☗2四歩を有力視しており、☖同歩☗同飛☖1三角☗3四飛(変化図)と進めば激しくなる変化です。渡辺棋王が前例から手を変えた直後の長考で、控室ではその真意が汲み取れていません。(渡辺棋王が前例から手を変えた直後の長考)(武蔵)
午前のおやつ 10時、午前のおやつが出されました。渡辺棋王はイチゴショートケーキとアイスコーヒー、藤井竜王は生チョコロールケーキとアイスコーヒーです。飲み物のみ対局室に出され、おやつは仕切られた別の場所に用意されます。 (武蔵)
戦型 対局開始から40分ほどで、歩が衝突しました。戦型は角換わりで、前例は昨年9月のお~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第5局▲豊島将之九段-△藤井聡戦の1局のみとなっています。藤井竜王が後手を持って勝った一局で、渡辺棋王がどこで変化するのか、注目が集まります。(控室では、田中寅九段と森下九段が検討を進める)(武蔵)
対局開始前(1) (記録係を務める鈴木三段は、今年の1月に関東奨励会の第1例会で三段昇段を果たし、4月から三段リーグに参戦する)(8時40分頃、関係者が席に着いた)(8時45分、藤井竜王入室)(時間を空けて、8時51分に渡辺棋王が姿を見せた)(武蔵)