2019年2月

2019年2月 2日 (土)

午前中に行った金沢観光もいよいよ終点。糸谷八段と中村桃女流初段はカフェに立ち寄り、金箔が使われたソフトクリームやカフェオレを味わいました。金沢市は金箔生産が盛んで、日本で作られる金箔のほとんどが生産されています。江戸時代から培われた技術と、金沢の高湿な気候が、今日の金箔生産を支えています。2人は観光を終えて、北國新聞会館に戻りました。

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近江町市場で寿司を堪能した糸谷八段と中村桃女流初段、続いては兼六園の近くにある金沢21世紀美術館を訪れました。円形の建物が特徴的な施設です。交流ゾーンにある展示作品を鑑賞して回りました。写真は上から順に美術館外観(1枚目)、「ラッピング」(2枚目)、「カラー・アクティヴィティ・ハウス」(3~4枚目)、「スイミング・プール」(5枚目)、「ブルー・プラネット・スカイ」(6~7枚目)です。

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15時、対局者に午後のおやつが出されました。渡辺棋王は木苺のミルフィーユ、フルーツ盛り合わせ、ホットコーヒー。広瀬竜王はチーズケーキ、フルーツ盛り合わせ、ホットコーヒーです。

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今日の午前中、糸谷八段と中村桃女流初段の金沢観光に同行しました。まず向かったのは「金沢の台所」と呼ばれる近江町市場。新鮮な海産物が豊富に並んでいて、店先でそのまま食べられるサービスもあります。今回は金沢の名物、寿司をいただきました。

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北國会館10階の「香林坊プラザホール」では、13時30分から大盤解説会が始まりました。開始早々から多くの来場者で賑わっています。トークでは渡辺棋王と広瀬竜王がサッカー好きという話題が出て、「昨日の試合は見たんでしょうか」という糸谷八段に、中村桃女流初段が「きっと見たと思いますよ」と答える一幕もありました。

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金沢市は石川県の中央部に位置する県庁所在地。江戸時代には「加賀百万石」とうたわれ、加賀藩前田家の城下町として栄えました。「金沢」の名の由来は、藤五郎という青年が山で掘った芋についた砂金を洗ったという「金洗沢」にあると伝えられます。日本三名園として名高い兼六園をはじめ、歴史ある名所が多く、海産物や和菓子など、食の魅力でも観光客を集めています。

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第1局を主催するのは北國新聞社。観戦記の担当は野間俊克指導棋士六段です。今日の北國新聞朝刊には、今期挑戦者決定トーナメントの黒沢怜生五段-梶浦宏孝四段戦が掲載されています。こちらの執筆は君島俊介さん。北國新聞は1893年に創刊されました。北國新聞会館の外には、創刊者の赤羽萬次郎が掲げた「地方は与論の本なり」という言葉が碑に刻まれています。

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12時、広瀬竜王の手番で昼食休憩に入りました。消費時間は▲広瀬竜王1時間40分、△渡辺棋王1時間3分。昼食は両者とも松花堂弁当です。対局は13時に再開されます。

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Kiou20190202010120図は10時48分頃の局面。広瀬竜王が30分考えたところです。
戦型は相掛かりで、後手が△8六歩▲同歩△同飛と歩交換したところで、広瀬竜王は▲8七歩と受けずに▲3六歩(下図)と突きました。後手は△3六同飛と歩を取る変化も考えられましたが、渡辺棋王は相手の誘いに乗らず△8四飛と引いて駒組みを進めました。その後も先手は▲8七歩と受けずに駒組みを続けています。

Kiou20190202010115(八雲)