2014年12月22日 (月)

先手ペース

72

深浦九段は1三の歩を払う前に△3七角と飛車取りを利かしました。直線的な順では勝てないとみて、もたれて粘り強く指す方針と見られています。こうなると一気に決まる情勢ではなくなりましたが、控室の形勢判断は先手ペースではっきり一致しています。
実戦は図から▲2九飛△1三桂と進みましたが、以下▲3四歩△2二銀▲4四銀が予想されており、先手は絶好の態勢、後手は3七角の働きがいまひとつで、先手が差を広げそうと見られています。

Img_011416時30分過ぎ、控室に戸辺誠六段(中央)が来訪し検討に加わった。

(八雲)