挑戦者の研究手 戦型は角換わり腰掛け銀に進みました。研究勝負になりやすい形とあって、開始から早いペースで手が進んでいます。控室ではさっそく継ぎ盤で進行を追いました。注目は△2二銀(46手目)で、過去に△4二銀は指されていましたが、こちらに引く手は前例がありません。直感的には壁銀になるため指しにくい手といえます。森内九段は「増田さんの研究ですね。先手からすると予想しにくい手です。後手はこのあと10手から20手は研究済みだと思いますので、先手が初見で対応できるかどうか」と話しました。 (文)