終局直後
■佐藤天彦八段
――今日は序盤から難しい戦いだったと思うのですが、いかがでしたか。
佐藤 似たような形は前例でもあるんですけど、何かあったら終わりというか、すぐ悪くなってしまう形なので、ずっと気を使うところが多い勝負だった気がします。
――途中で誤算があったようなところはありましたか。
佐藤 △6六桂(40手目)に▲同歩はあまり読んでなかったんですけど……。
――そのあと▲5九玉(43手目)と落ちる形になりました。
佐藤 あまり考えてない変化だったので、読み直しという形にはなりました。
――優勢を意識された局面は。
佐藤 最後に△9二角(60手目)と打ったところで何もなければという読みだったので、それが実現して勝ちになったのかな、というように思いました。
――これで1勝1敗になりました。第3局以降の意気込みをお聞かせください。
佐藤 まずは1勝することができたので、次局以降も頑張っていきたいと思います。
■渡辺明棋王
――今日はずっと難解な戦いと思っていたのですが、いかがでしたか。
渡辺 そうですね。すぐ終盤戦になるような将棋になったんですが、ちょっと認識が甘かったところがあって、気がついたら修正できなくなっちゃったな、という感じでしたかね。
――序盤から苦しかったのでしょうか。
渡辺 あまり想定していない変化だったんですけど、進んでみるとどうにもならなかったというか、そういう将棋だったような気がします。
――控室では△6六桂(40手目)に▲同歩と取ったあたりでは驚いていたのですが。
渡辺 しょうがないと思って。桂を3枚持って大変なところがあればと思ったんですが、思ったより悪かったですね。
――これで1勝1敗になりました。次は新潟の第3局になります。
渡辺 また改めてという格好になったので、残りの3局を頑張りたいと思います。
(文)
第2局は佐藤天彦八段勝利
第41期棋王戦五番勝負第2局は、66手で佐藤天八段の勝ちとなりました。終局時刻は18時2分。消費時間は▲渡辺明3時間35分、△佐藤天3時間54分(持ち時間各4時間)。五番勝負第3局は、3月6日(日)に新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われます。
(虹)
名手
割れる見解


ちなみに、後手からは△3七角!という狙い筋があります(一例=B図)。

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