2025年3月 2日 (日)

現地では13時から大盤解説会が始まりました。事前申し込み制で受付は締め切り済みです。ゲストとして森下九段が出演し、場を盛り上げていました。本局は増田八段の深い研究に目を奪われがちですが、増田八段の指し手のペースが落ちていないということは、藤井棋王も時間を使ってはいるものの最善に近い対応を続けていると推測できます。こうした水面下の戦いを解説した飯島八段は「さすがですね」とうなっていました。

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昼食休憩の終わり際、対局室には藤井棋王が先に戻り、増田八段があとから続きました。13時に対局が再開されると、増田八段は一呼吸置いて盤上に手を伸ばします。昼食休憩前の16分を除けば、ほとんど時間を使っていません。どこまで研究通りなのでしょうか。

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昼食は藤井棋王がのどぐろ茶漬け御膳、増田八段が海の幸重御膳。どちらも新潟の海産物を使ったメニューを注文しました。のどぐろ茶漬け御膳は新潟グランドホテルの新メニュー。海の幸重は日替わりで、今日はタイ、本マグロ、カニ、ブリ、タコ、マイカ、サーモン、ホタテ、南蛮エビが使われています。

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12時、増田八段が16分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤井棋王2時間7分、△増田八段17分。対局は13時に再開されます。本局で使われている駒は錦旗書、大竹竹風作の盛上駒です。

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新潟日報社は棋王戦が第50期を迎えた節目に『棋王戦50期記念 にいがた将棋物語』を出版しました。新潟は第4期に初めて五番勝負の舞台になり、今期は44回目の開催です。本書では新潟で行われてきた棋王戦の歴史を紹介しているほか、永世棋王の資格を持つ渡辺明九段の特別インタビュー、舞台裏や将棋界にまつわるコラムを掲載。昨日3月1日はちょうど発売日を迎え、打ち合わせの席では両対局者も興味深そうに目を通していました。

【「棋王戦50期記念 にいがた将棋物語」新潟日報ブックレット⑥ | 新潟日報オンラインショップ】
https://niigatanippo.shop/items/67a568b060b20310d147ddad

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10時、午前のおやつの時間になりました。両対局者とも新潟県で生まれたいちご「越後姫」を使った「越後姫のタルト」を注文。飲み物は藤井棋王がアイスレモンティー、増田八段がアイスコーヒーを注文しています。

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戦型は角換わり腰掛け銀に進みました。研究勝負になりやすい形とあって、開始から早いペースで手が進んでいます。控室ではさっそく継ぎ盤で進行を追いました。注目は△2二銀(46手目)で、過去に△4二銀は指されていましたが、こちらに引く手は前例がありません。直感的には壁銀になるため指しにくい手といえます。森内九段は「増田さんの研究ですね。先手からすると予想しにくい手です。後手はこのあと10手から20手は研究済みだと思いますので、先手が初見で対応できるかどうか」と話しました。

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