2017年2月 5日 (日)
中盤戦から終盤戦へ
▲1三歩にどう戦うか。単純に△1三同香は桂をさばかせるので面白くありませんが、渡辺棋王は後手陣の左辺を受け流して勝負しています。▲1三歩に、まずは△8六歩と玉頭に味をつけました。以下▲同銀△1三香▲1二歩。
▲1二歩は次に▲1一歩成△同銀▲1三桂成を狙ったもので、▲1二歩に△2四角は▲4六銀で後手が困ります。実戦は△1四香とかわしました。▲1三桂成から馬を作られましたが、△8四桂が期待の一手です。

先手に大駒を成られても、△7六桂と跳べばかなりの迫力です。千田六段は▲6八桂と打たずに▲7七金と力強く受け、以下△8五歩▲9七銀△9四歩と進んでいます。
棋王は端攻めを間に合わせようとしています。先手は▲3三飛成と竜を作れますが、次に▲3二竜と王手をしても、△6三玉が2枚落ちの上手のように耐久力のある形です。玉の堅さで攻めるだけなく、懐の深さで勝負する指し回しは、棋王の新境地といっていいかもしれません。
(紋蛇)
17時過ぎの大盤解説会
焼津グランドホテル(3)
16時42分、開戦

間合いをはかる展開が続いていましたが、16時42分、▲1五歩で戦いが始まりました。
(紋蛇)
焼津グランドホテル(2)
焼津グランドホテル(1)
焼津グランドホテルは焼津駅からバスで10分ほどの距離にあり、客室からは富士山と駿河湾を望むことができます。ホテルでは四季折々の食材を生かした料理に加えて、焼津黒潮温泉が大きな魅力のひとつです。
焼津黒潮温泉は、地下1,500mから湧出した51℃もの高温で良質な湯。海水の約半分の濃度の塩分を含む塩化物泉で、弱アルカリ性です。健康と美容に良いとされています。焼津グランドホテルでは、海音露天風呂・汐風露天風呂・オリーブ露天風呂・足湯が用意されており、サウナやマッサージなどを楽しむこともできます。
(紋蛇)


















