2019年3月10日 (日)

空き時間を利用してホテル周辺を散策しました。例年と違って日差しが心地よく、日中はコートがいらない暖かさです。

Dsc_9571 (万代橋から臨む新潟グランドホテル。左の桜色の建物が信濃川に彩りを与える)

Dsc_9568 (柳都大橋。歴史的な万代橋に比べて近代的な作りになっている)

Dsc_9588 (新潟日報社。通称メディアシップ。飲食店も入っていて気軽に訪れることができる)

Dsc_9590 (ビルの最上部に輝く新潟日報のロゴ。夜になるとライトアップされる)

Dsc_9579 (新潟日報のロゴは新潟市名誉市民で書家の會津八一氏の書)

(琵琶)

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15時45分、局面は激しい展開に進んでいます。1図の△6六歩に対して広瀬竜王は▲6六同金と歩を取りました。控室では危険ではといった声も聞かれていましたが、▲6六同金は後手の攻めが成立しないといった意思表示とも取られています。▲6六同金以下、△8七銀▲同金△同歩成△8六歩▲7八玉△8五金▲4五桂△7五金▲3三桂成△同金寄▲7五金△6六角(2図)と進みました。互いの主張がぶつかり合って、局面はさらに激しさを増しています。肝心の形勢は難しいと見られています。

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15時、対局室におやつが運ばれました。渡辺明棋王がガトーフレーズ、アイスコーヒー。広瀬竜王がジョエル・ロブションのロールケーキ、ホットコーヒーを注文しました。ガトーフレーズは新潟グランドホテル特製のスイーツで、4月30日まで期間限定で販売しています。

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Dsc_9763渡辺明棋王が注文したガトーフレーズ、アイスコーヒー)


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広瀬竜王が注文したジョエル・ロブションのロールケーキ、ホットコーヒー。午前中に渡辺明棋王が注文したスイーツだ

Dsc_9788 木村一基九段と近藤正和六段が試食しました。新潟日報のツイッター

https://twitter.com/nippo_event?lang=ja

にも記事が掲載されています。

(琵琶)

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14時、局面は図のように進みました。先手は手得を生かして銀立ち矢倉に組んでいます。昨日、Jリーグが開幕したこともあって控室では「先手陣はまるでビッグスワンのような美しくて勇ましい陣形ですね」といった声も聞かれています。

(琵琶)

本局で使用されている将棋盤と駒(大竹竹風師作の錦旗書)は株式会社小飯田工業所有の逸品です。盤の桐箱には新潟県燕市出身の原田泰夫九段の署名が入っています。原田門下の近藤正和六段は「師匠の字はとても味があってね。徳という字をよく色紙に書いていたのを覚えています」と語っていました。同じく原田門下の鈴木環那女流二段は「師匠が八段の頃に書かれた作品を見たことがありますが、九段になられてからより暖かみのある字になったように感じます」と話していました。

Dsc_8927 (原田泰夫九段門下の近藤正和六段・右と鈴木環那女流二段)

(琵琶)

立会人の木村一基九段が大盤解説会場に姿を見せました。木村節に満員の会場から笑い声が絶えません。

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Dsc_9729 (解説でも人気の木村一基九段)

Dsc_9733 (ゴキゲンな語り口の近藤正和六段)

Dsc_9739 (満員で立ち見のファンも増えてきた)

(琵琶)

13時、対局が再開しました。

Dsc_9691 (広瀬竜王が先に入室)

Dsc_9697 (続いて渡辺明棋王が姿を見せる)

Dsc_9676001 (信玄袋から扇子や懐中時計を取り出す広瀬竜王)

Dsc_9701 (襟を正す渡辺明棋王)

Dsc_9714 (13時を迎えて対局が再開する)

Dsc_9716 (広瀬竜王はひと呼吸置いて▲7五歩と突く。予想された仕掛けだ。奥は本局の観戦記を担当する後藤元気さん)

(琵琶)