2018年3月
開始直前の特別対局室
対局開始
第5局 大盤解説会
東京・将棋会館
会場 東京・将棋会館2階研修室
日時 3月30日(金)16時30分開場、17時開始
入場料 一般 2,000円
解説者 阿久津主税八段
聞き手 飯野愛女流1級
問い合わせ先 03-3408-6167
関西将棋会館
会場 関西将棋会館 4階多目的ルーム(受付は2階道場にて)
日時 3月30日(金)17時開場、17時30分開始
入場料 一般 1,500円
解説者 井上慶太九段
聞き手 室田伊緒女流二段
問い合わせ先 06-6451-0220
(吟)
明日 最終決戦
第43期棋王戦(主催:共同通信社)五番勝負は、渡辺明棋王2勝、挑戦者の永瀬拓矢七段が2勝で、最終決戦を迎えました。
注目の決着局は3月30日(金)東京都渋谷区「東京・将棋会館」で9時開始。
持ち時間は各4時間。最終局の先後は振り駒で決定されます。
立会人は飯野健二七段、記録係は吉田桂悟初段(木村一基九段門下)が務めます。
第5局はニコニコ生放送とAbemaTVで生中継されます。
ニコニコ生放送の解説は佐々木勇気六段、聞き手は和田あき女流初段。
【ニコニコ生放送】
http://live.nicovideo.jp/gate/lv311705182
AbemaTVの解説は阿部隆八段、山崎隆之八段、聞き手は村田智穂女流二段、貞升南女流初段。
【AbemaTV】
https://abema.tv/now-on-air/shogi
中継は棋譜コメント入力が牛蒡、ブログを吟が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。
【主催:共同通信社】
https://www.kyodo.co.jp/
感想戦の様子
終局直後
【永瀬七段の談話】
――終盤、大変な攻防になりましたが、どう感じていましたか。
「最初は少しやれているかなと思ったのですが、最終盤はかなり悪くなってしまった気がしました。どこかに大きな問題があった気がします」
――敗戦を覚悟したような局面もあったのでしょうか。
「形勢的にはかなり厳しいと思ったのですが、持ち時間があまりなかったので、そこまで考える余裕がなかったです」
――再び優勢になったと感じたのはどのあたりでしょうか。
「最終手の▲2九香に応対がなければ、勝ちになっているのではないかと思いました。
――これで2勝2敗となって、最終局を残すのみとなりました。次の対局に向けていかがですか。
「もう1局指せるということで、一生懸命頑張りたいと思います」
【渡辺棋王の談話】
――終盤は逆転したのではないか、という控室の評判でしたが、ご自身ではどう感じていましたか。
「そうですね、何か逆転したんじゃないかなと。ちょっとビックリしたんですけど」
――その将棋が再逆転したのは、どのあたりでしたか。
「角を7四に出られる筋(151手目)に気づいてなくて。その前に△7六歩(140手目)~△7七銀と寄せにいったのが、ちょっとまずかったかもしれないです」
――中盤は厳しかったように見えましたが、ご自身ではいかがですか。
「いや、もう全然ダメで。途中はひどすぎたと思います」
――最終局に向けていかがですか。
「今日はちょっと終盤に悔いが残る指し方をしてしまったので……。次は悔いの残らない将棋を指したいと思います」
(八雲)
永瀬七段が勝ってフルセットに
棋王戦五番勝負第4局は永瀬七段が勝ちました。終局時刻は19時31分。消費時間は▲永瀬3時間58分、△渡辺3時間59分。二転三転の大熱戦を制したのは永瀬七段。シリーズ成績をタイに戻し、五番勝負は2期連続のフルセットにもつれ込みました。第5局は3月30日(金)、東京・将棋会館で行われます。
(文)
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決めに出る
永瀬七段は△8六歩のたたきに、31分考えて▲6五飛と寄りました。控室では▲8六同銀でも先手十分と見ていましたが、より早い勝ちを目指して決めに出たようです。