17時過ぎ、控室では青野九段の検討に立会人の森内九段が加わりました。形勢は依然として後手の千田六段が優勢といわれています。渡辺棋王は袖をまくり上げて着手するお得意のポーズを出して懸命に追い上げます。
(後方は観戦記担当の野間俊克指導棋士六段)
検討に使われている駒は塩井氏所有の増山酔棋氏作の森内俊之永世名人書です。森内九段が永世名人になった際に作られた逸品で、この世に2組しかないそうです。森内九段も感慨深げに継ぎ盤の駒を動かしていました。
(実戦は厳しいと検討されていた△7七歩が指された)
(琵琶)