2017年2月18日 (土)

千田六段が優勢に

20170218c

16時30分、先手が▲1五同銀と香を取り返した局面を迎えています。控室でモニターを見つめる広瀬章人八段は「後手が優勢になったといってもいいでしょう」と話していました。飛車角交換で駒割り的にはほぼ互角といえますが、矢倉の玉は飛車に弱い格好です。飛車を持っている後手の千田六段が優勢と見られています。
先手は▲4五桂と跳ねれば飛車銀両取りになりますが、後手に桂を渡すと△5四桂や△7四桂の反撃が厳しくなります。
渡辺棋王は劣勢気味のピンチをどう跳ね返すのでしょうか。

(琵琶)