2013年2月

2013年2月 3日 (日)

Kiou201302030101_53図の53手目▲4八飛の局面で渡辺竜王が18分考えて昼食休憩に入りました。▲郷田1時間16分、△渡辺1時間17分。午前中の指し手で、後手は囲いが完成させました。この後にどのように動くかが注目されます。

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(現地では棋王戦第1局の開催を記念して信毎杯信州アマ棋王戦が行われる)

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(小学生低学年の部、高学年の部、中学・高校の部、一般A(有段者)、一般B(級位者)で行われる。全体の参加者は110人と盛会だ)

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(吟) 

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(郷田棋王の注文はわらび餅と抹茶)

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(渡辺竜王はフルーツの盛り合わせとアイスコーヒーを注文)

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(控室にも地元の支部の方からチーズケーキの差し入れが)

(吟)

Kiou201302030101_34 図は34手目△7三銀まで。木村八段に相掛かりの特徴や指し方の狙いについて聞きました。「郷田さんは矢倉や横歩取りよりも相掛かりの方が先手のメリットがあるとみて選んでいるのでしょう。矢倉や角換わりは決まった形がありますが、相掛かりは比較的力戦形になりやすい将棋です。その意味で、個性や考え方が出るのが相掛かりの特徴です。
現在、△7三銀まで進んで作戦が固まってきましたが、すでに類例の少ない将棋です。力のぶつかり合いになりそうですね。竜王は△7三銀とはっきりさせました。△6四銀から△7五歩が見えています。先手が先に攻めるか、牽制するかで流れを決めそうです」。
郷田棋王は▲4七銀△2四歩▲5六銀と銀を繰り替えつつ、△6四銀に▲6六歩からの反発を見せました。