2011年3月

2011年3月18日 (金)

Kiou201103181_11 9時、対局開始。大方の予想通り後手番の久保棋王はゴキゲン中飛車を採用しました。第2局に続いて「超急戦」が見られるかと思われましたが、渡辺竜王の作戦は「超速」とも呼ばれる▲3七銀急戦。最新の流行形がこの五番勝負でも登場です。

(翔)

本局はチャット解説はなく、浦野真彦七段が控え室でネット中継向けの解説を行います。

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浦野真彦七段
「将棋ファンの皆様、おはようございます。本局のネット解説を担当する浦野真彦です。戦型は後手の久保棋王のゴキゲン中飛車が本命でしょう。渡辺竜王が第2局に続いて▲5八金右の超急戦を採用するのかに注目したいと思います」

(翔)

久保利明棋王が勝って棋王V3を達成するのか、挑戦者の渡辺明竜王が角番をしのいで最終局に持ちこむのか。第36期棋王戦五番勝負第4局は、3月18日(金)大阪市福島区の関西将棋会館で行われます。本局の立会人は脇謙二八段。記録係は西田拓也三段。本局の観戦記は本間博六段。対局開始は午前9時となっています。
本局の棋譜コメント入力は太郎、ブログ担当は翔記者となっております。よろしくお願い致します。(太郎)

2011年3月 6日 (日)

第3局は激闘の中、久保棋王が鋭い見切りで渡辺玉を寄せて勝利。スコアを2-1とした。これで久保棋王はタイトル防衛と3連覇へ王手をかけた。久保棋王が連勝で3連覇となるのか、それとも渡辺竜王が勝ってフルセットへ持ち込むか。第4局は3月18日(金)、大阪市福島区「関西将棋会館」にて行われる。

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(本日はご観戦いただき、ありがとうございました)

(文)

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「△同玉は▲3一とで必死。最後も鮮やかでした。 なんだかいろいろあって、序盤のことは忘れました。ちょっと思い出してみます」

「序盤は渡辺竜王のペースから中盤は久保棋王が盛り返し終盤はどちらにも形勢が振れていたような気がします。久保棋王の2度の泥臭い▲6三銀が印象にのこりました。そこから最後一転しての鮮やかな寄せはすばらしかったです」

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「ちなみに私の今日の夕食は、昨日作ったけんちん汁がなぜか変な煮物みたいになったものです。それでは、なごり惜しいですが失礼します。第4局もお楽しみください!」

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(文)