2026年3月14日 (土)

両対局者は明日の対局への意気込みを述べました。

20260314a7v00725 (藤井棋王)

今日も東武のスペーシアXに乗ってやってきたんですけれど、これで多分4、5回目ぐらい乗っていまして、ちょっと役得かなとも思っているんですけれども(笑)。楽しんでくることができました。

こちらで対局させていただくのは3回目になるんですけれど、温泉であったり、山の眺めであったり、リラックスをしながらよい状態で対局に臨んでいるかなと感じています。
そして、この第4局は星の上では厳しい状況で迎えることになりますけれども、第3局までの反省点を踏まえて、より内容の充実した熱戦の皆様にお見せできるように、一日通して集中して対局に臨みたいと思っています。

20260314a7v00740 (増田八段)

私が栃木県にくるのは2回目でして、1回目は小学校の移動教室の時にこさせていただきました。日光東照宮や華厳の滝を見学させていただき、とても楽しかった記憶があります。こうしてまた来れてすごく嬉しく思っております。本当は去年、来たかったんですけど、ちょっと3連敗で残念ながら来れなくて悔しかったです。対局場となりますホテル三日月さまの部屋を見学させていただきました。すごくいいところで、そして泊まる部屋もいちばんよい部屋を用意してくださって、とても嬉しく思います。

実は今シリーズ、前日に妻とビデオ通話をしていまして。ホテルの部屋はこういう感じだったよということを伝えるんですけど、ここの部屋には露天風呂がついていまして、とても嬉しくて、妻もきっと喜ぶと思っております。こういった小学校以来の思い出の場所と、こういった素晴らしい対局場を用意してくださって、明日はよい対局を指したいなと頑張ります。応援よろしくお願いします。

(書き起こし=紋蛇、写真=玉響)

(玉響)

20260314a7v00718 (吉澤右耕・日光きぬ川ホテル三日月 支配人)

私どものホテル「三日月」でございますが大変、歴史が深い棋王戦の中で、実はもう今年で5年目のご縁をいただいております。
最初の1年目は2022年3月の対局です。対局は日光東照宮で行われましたが、その際の宿泊、お食事の場所としてご提供させていただいたのが最初のご縁でございます。
翌年は藤井棋王が挑戦者で、今度はホテルの中で対局をいただきました。今回と同様、第4局で見事に初めて棋王を奪取されたという、私どものホテルにとっても非常に記念になる日でございました。

そして23年度(対局自体は2024年)は同じく第4局を、今度はチャンピオンとして藤井棋王が今度は防衛を決められました。昨年におかれましては、3連勝ということで対局こそなかったんですが、こちらの会場にお越しいただき、祝賀会を開催させていただきました。
ただ、今年に関しましては大きく様相も変わっております。増田八段に先ほどご挨拶をさせていただきましたが、穏やかなご表情の中にも明日にかける闘志、オーラを非常に感じまして、私どもホテルスタッフも背筋が伸びて身の引き締まる思いでございます。

(書き起こし=紋蛇、写真=玉響)

(玉響)

18時から開催された前夜祭の模様をお送りいたします。

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20260314a7v00708_2 (若菜英晴・下野新聞社 代表取締役社長)

先ほどまで、このホテルで「関東ジュニア棋王戦」という子供たちの対局が行われておりまして、子どもたちが真剣なまなざしでした。彼らにとっての憧れであり、藤井聡太棋王、増田康宏八段の対局がまた明日にここで繰り広げられるわけであります。

昨年のNHKの番組で羽生善治九段と藤井聡太棋王の対談がありました。「将棋とは何か」と司会者が尋ねたときに、藤井棋王は「ゲームである」と答えたんですね。羽生九段も若い頃、七冠(全冠制覇)を取った頃にやはり「ゲームだ」と答えたそうです。かつて将棋といえば、お酒を飲んだり遊んだり経験したりし、「人間の総合力の勝負」だといわれた時代に「ゲーム」だといいきったんで、羽生さんは結構、批判されたそうであります。

先ほど検分があり、明日も立ち会うんですけど、ピリピリしたあの雰囲気を思うと「(将棋が)ゲーム」というのは、我々では想像もできない感覚です。これはやはり頂点を極めた人だけしか見られない風景、感覚なんだろうと思います。

20260314a7v00715 (片上大輔・日本将棋連盟 常務理事)

若菜社長のご挨拶が本当に詳しく、熱心にご覧いただいているんだなというところが伝わってまいりました。下野新聞社さんには第4局を主催いただくことがこれまでも多く、過去のタイトル戦が決着局になったことも何度もあるということで、増田さんにしてみれば非常に心強いデータなのかなと思います。一方で、藤井棋王もこの栃木で勝利を収めて棋王を獲得しましたし、栃木県でまだ負けたことがないということで、藤井さんから見ても非常にゲンの良いデータがあるのかなと。お互いにとって非常に心強い点がある中で、明日どうなるかといったところかなと思っております。

これまでに3局指されまして、相居飛車のそれぞれ異なる戦型になったということで、明日もどういう戦いになるか、出だしからずっと目の離せない一局になるのかなと思っております。

(書き起こし=紋蛇、写真=玉響)

(玉響)

16時、対局室の検分が行われました。
検分では、盤・駒、対局室の照明や窓からの光の入り具合、室温や騒音などが対局を行うに当たって問題ないかを確認します。第4局で使用する盤は吉田碁盤店のものです。

20260314a7v02911(藤井棋王)

20260314a7v02917(増田八段)

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20260314a7v02945(検分は滞りなく行われ、5分ほどで終了した)

このあと18時からは前夜祭が行われます。

(玉響)

藤井聡太棋王に増田康宏八段が挑戦する第51期棋王戦コナミグループ杯五番勝負。第3局を終えた時点では増田八段が○●○とタイトル奪取まであと1勝と追い込んでいます。
挑戦者の増田八段が第4局を制して初戴冠を果たすのか、藤井棋王がカド番をしのいでフルセットに持ち込むのか、注目の一戦です。対局は3月15日(日)に栃木県日光市「日光きぬ川スパホテル三日月」で行われます。

対局開始は9時、持ち時間は各4時間。昼食休憩は12時~13時。先手番は増田八段です。
立会人は木村一基九段、記録係は渡邊晴磨三段(石田和雄九段門下)が務めます。現地大盤解説会は鈴木大介九段、長谷部浩平五段、宮嶋健太四段、聞き手は竹部さゆり女流四段、野原未蘭女流二段が担当します。観戦記は鈴木宏彦さんが執筆します。

【第4局棋譜再生ページ】
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/51/kiou202603150101.html

【第4局主催:下野新聞社】
https://www.shimotsuke.co.jp/
【主催:共同通信社】
https://www.kyodo.co.jp/
【主催:日本将棋連盟】
https://www.shogi.or.jp/
【特別協賛:コナミグループ株式会社】
https://www.konami.com/ja/
【協賛社:ホテル三日月グループ】
https://www.mikazuki.co.jp/

本局の中継は棋譜コメントを紋蛇、本ブログを玉響が担当します。よろしくお願いいたします。

(玉響)

2026年3月 1日 (日)