中盤の難所 図は14時過ぎの局面。ここまでの消費時間は▲増田1時間56分、△藤井1時間44分。▲5五歩に△同銀は▲7四歩△同飛と1歩を補充して▲5六歩で銀を捕獲して先手よしです。そのため後手は4三か6三に銀を引くと予想されます。どちらに引くかは難しいところのようです。ただ、後手は序盤に△9五歩と突き越した主張があるので、じっくりした戦いは臨むところ。逆に先手は、銀を追ったあとに、どのように攻めを組み立てるかが問われます。 現地では大盤解説会が始まっている。 村山八段は、先手がもっと激しく動く順も考えられたと解説していた。(八雲)
市場を見学 金沢市民の台所と呼ばれる近江町市場を見学しました。 午後から大盤解説を担当する、村山八段、貞升女流二段、伊藤明女流初段。午前中のわずかな空き時間を使っての駆け足見学だ。 海鮮の抱負な品揃えを見学。すると当然食べたくなる。 ということで、海鮮丼のお店へ。 まずはカニ汁で温まった。 看板メニューの海鮮丼。 カニ丼。 海鮮以外も。能登牛の炙り丼。 握り寿司も食べました。(八雲)
対局再開 増田八段は早めに戻って黙想していた。 藤井棋王は再開の3分ほど前に戻った。 再開が告げられると、増田八段はすぐに▲5四歩と取り込んだ。 藤井棋王もすぐに△5四同銀と応じた。この辺りは、両者ともに休憩前の想定通りのようだ。(八雲)
休憩中の対局室 休憩中の対局室。 休憩時の盤面(手前が先手)。 藤井棋王の王将。 増田八段の玉将。本局の使用駒は平田雅峰作・水無瀬書。地元支部の塩井一仁さんが所有するもの。昨年の能登半島地震で倒壊した建物の中で奇跡的に損傷を逃れた駒の一つです。(八雲)
昼食休憩 12時、図の局面で増田八段が32分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲増田1時間29分、△藤井1時間13分。昼食は「加賀懐石弁当」が両者に用意されました。懐石料理のコースがそのまま詰めあわされた豪華弁当です。対局は13時に再開します。 (八雲)
先手が仕掛ける 11時9分、先手の増田八段が中央から動きを見せました。ここまでさして時間を使わずに進めており、この仕掛けも予定通りの動きのように見えます。 少考で仕掛けた増田八段。ここまでの進行に不満はなさそうだ。(八雲)
午前のおやつ 10時を回り、対局者のおやつが運ばれました。注文は増田八段が「フルーツ盛り合わせ」、「レアチーズケーキ」、「ココア」。藤井棋王が「フルーツ盛り合わせ」、「イタリアンモンブラン」、「アイスティー」。 増田八段の注文。 藤井棋王の注文。 (八雲)