2022年12月27日 (火)

Dsc_0794(藤井聡竜王、佐藤天九段の順に入室した。ややあって、駒が並べられた)

Dsc_0800Dsc_0815

Dsc_0819(第2局は改めて振り駒が行われた)

Dsc_0824(藤井聡竜王の振り歩先で振り駒が行われ、歩が3枚。藤井聡竜王の先手が決まった)


(紋蛇)

9時30分からABEMAで動画中継されます。出演者は森内俊之九段、深浦康市九段、佐々木大地七段、藤森哲也五段、竹部さゆり女流四段、貞升南女流二段です。

【ABEMA:第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定二番勝負第二局藤井聡太竜王対佐藤天彦九段】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/Ek3zsjsDSLSrLP

渡辺明棋王への挑戦を争う、第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定二番勝負の藤井聡太竜王-佐藤天彦九段戦(佐藤九段は1勝で挑戦権を獲得。藤井竜王は敗者復活戦の勝ち上がりのため、2勝が必要)。第1局は藤井竜王が勝ち、挑戦に望みをつなげました。第2局を制したものが、挑戦者になります。
対局は2022年12月27日(火)の10時に開始されます。対局開始は10時。対局場は東京・将棋会館「特別対局室」。持ち時間は各4時間。先後は振り駒で決定します。
棋譜コメントは琵琶、ブログ更新は紋蛇が担当します。よろしくお願いします。

【第2局 棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/48/kiou202212270101.html

【主催:共同通信社】
https://www.kyodo.co.jp/
【特別協賛:コナミグループ】
https://www.konami.com/ja/
【協賛:カロリーメイト】
https://www.otsuka.co.jp/cmt/

2022年12月19日 (月)

終局後に主催者インタビューがありました。

Dsc_4258(第2局に持ち込んだ藤井聡太竜王)

――△2六歩(36手目)に長考して▲6六歩としたあたりはどうでしたか。

藤井 △2六歩は気づいていませんでした。次に△8八角成▲同銀△3三桂▲2六飛△4四角とされると厳しいです。(△2六歩を)打たれてみると思わしい対応がなく、本譜ではあまり自信がないのかなと思ってやっていました。

――終盤はいかがでしたか。

藤井 ▲5五同玉(71手目)は不安定な形で、どうなっているか、わからないところもあったのですが、△5八馬に▲5三桂不成が王手で入るので、何とかしのいでいてくれればと考えていました。

――本局全体の感想。

藤井 こちらが局面を収められるかどうかという展開でしたが、うまく動かれてしまい、あまり自信のない局面が多かった気がします。(勝ちになったと思った局面を問われて)▲6四玉から▲6三歩(75手目)と打って、上部に逃げ出す形が見えてきたのかなと思いました。

――第2局に向けて。

藤井 また集中して対局に臨めればと思います。

Dsc_4285(敗れた佐藤天彦九段)

――ポイントはどのあたりだったでしょうか。

佐藤 先に攻勢をかけたのはこちらでした。▲6六歩(37手目)に攻めを継続していかなければいけない気がするのですが具体案がわからず、本譜は飛車を引かされて逆に守勢に陥りました。それで難しいところもあればと思ったのですが、結果的には押し切られてしまった気がします。▲6六歩に攻勢を継続できなかったことが形勢悪化につながった気がします。

――第2局に向けて。

佐藤 今日は残念な結果でした。もちろん結果は求めていきたいのですが、藤井さんともう一局指せることもモチベーションにしながら一生懸命たたかっていけたらなと思います。

Dsc_4314 

(牛蒡)

Kiou20221219010179

この局面で佐藤九段が投了しました。終局時刻は19時10分。消費時間は▲藤井3時間43分、△佐藤3時間59分。渡辺明棋王への挑戦権の行方は、来週27日(火)に東京・将棋会館で行われる挑戦者決定二番勝負第2局で決まることになりました。

(睡蓮)