【両対局者の抱負】
渡辺明棋王。
「久しぶりに対局室に入りまして、10年前にここで対局をしたなということを思い出しました。10年という歳月が長かったようで早かったような気がしています。藤井竜王とは初めての棋王戦ということで新しい局面に入り、気を引き締めているところです」
挑戦者・藤井聡太竜王。
「挑戦者として思い切りよくぶつかっていけたらと思います。最後まで見て楽しんでいただけるような将棋が指せればと思います」
【花束贈呈】
【記念撮影】
【明日の展望】
青野照市九段(中央)、行方尚史九段(左)、長沢千和子女流四段(右)
青野照市九段 「私が思うには棋王の渡辺さんがどういう気持ちで将棋が指せるか。それに尽きるのではないかと思っております」
行方尚史九段 「渡辺さんは棋王戦に向けてかなり用意周到な準備をして臨まれると思います。研究将棋になるのか、目先を変えて力勝負に持ち込むのかといったところに注目しています」
長沢千和子女流四段 「長野県松本市出身で、長野県民の一人として棋王戦が開催されることをうれしく思っております。行方九段、青野九段にたくさんのことを聞き出していきたいと思っております
【中締め】
小野澤憲雄・日本将棋連盟長野県支部連合会 会長。
「将棋は日本の伝統文化。深淵にして玄妙。たちまちその虜となり、もうどうにも止まらない。我を忘れて熱中するようになる。この両雄にお目に掛かることができるとは夢にも思いませんでした」
(八雲)