2025年2月 2日 (日)

棋王戦五番勝負の持ち時間は、ストップウォッチ方式の各4時間です。
一日のスケジュールは以下のとおり。

9:00  対局開始
10:00  午前のおやつ
12:00  昼食休憩
13:00  対局再開、現地大盤解説会開始
15:00  午後のおやつ
??:??  終局

(武蔵)

2025年2月 1日 (土)

明日の対局はABEMAで動画中継されます。

【ABEMA】
・8時30分から23時まで
・出演者:阿久津主税八段、宮嶋健太四段、竹部さゆり女流四段、脇田菜々子女流初段https://abema.tv/channels/shogi/slots/CYn6SMcCEVfFcB


以上で本日の中継ブログの更新を終了します。
対局は明日9時に始まります。まずは振り駒で、どちらが先手番を引くのか。そして、戦型はどうなるのか。ご期待ください。

(武蔵)

両対局者の降壇後、関係者は明日の対局の見どころや戦型予想について語りました。
見どころ解説が終わったあと、お楽しみ抽選会が行われ、前夜祭はお開きとなりました。
Img_6164(立会人の森けい二九段)
「増田八段はあまり矢倉を指さない人ですけど、確か藤井棋王に勝った一局は矢倉でしたね。だから、やるかもしれない。明日は記録係が振り駒をして先後を決めるので、その振り駒の結果次第かもしれません。先ほどの意気込みで、『藤井棋王の角換わりになかなか勝てない』といっていたから、それは避けたほうがいいですね。相手の得意戦法を避けて『居飛車党だけと振り飛車やってやるよ』という手もありますよ」
Img_6185(解説の佐藤天九段)
「挑戦者側の立場を思い返すと、1勝するまではなかなか気持ちが落ち着かないかもしれません。ただ、ひとつ勝てば自分は落ち着いたところがありました。ですので、まずはいい内容で1勝できたら、風が吹いてくるのではないでしょうか。増田八段の将棋は中盤の組み立てがうまいです。『詰将棋は意味がない』という発言が過去にありましたけど、彼の将棋のつくりとして、終盤の詰む詰まないという局面よりも前に、勝負を決めたいタイプだと感じています。ですが、藤井棋王はやっぱり中盤戦も非常に強いです。増田八段としてはそこを乗り越えられるかどうか。まずは、いつもどおりのスタンスを変えずに自分の戦い方にして、正面から挑むのではないかなと思っています」
Img_6198(大盤解説会ゲスト棋士の黒田五段)
「順当に予想するなら相居飛車ですが、増田八段の振り飛車を見てみたいという気持ちがあります。おふたりが順位戦で対戦された一局(2018年、第77期順位戦C級1組▲増田-△藤井戦、後手勝ち)は、増田八段が中飛車を採用されました。そのときのイメージで、 もしかしたら増田八段が変化球を投げるんじゃないかなと個人的には思っています」
Img_6210(解説会の聞き手を務める島井咲緒里女流二段)
「増田八段の『矢倉は終わった』という発言も有名ですけど、わたしとしては逆に矢倉を見たいなと思います。まずは振り駒で先後がどちらになるか、それから戦型がどうなるかに注目です」
Img_6202(記録係を務める清水三段)
「増田先生は意気込みで『先手がほしい』といっておられたので、ちょっとプレッシャーがかかっています。本命は角換わりかなと思います。ただ、わたしは振り飛車党なので振り飛車を見てみたいです」

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(武蔵)

抽選会のあと、対局者は一問一答形式で意気込みを話し、花束を受け取って会場をあとにしました。
Img_6060(藤井棋王)
――列車の旅は?
藤井 土讃線の特急「南風」に乗って、ダイナミックな車窓の景色と振り子式の車体の傾斜を満喫しながら来きました。
――初の高知で楽しみにしている点は?
藤井 対局がメインですが、土讃線に乗って1つの目的はかないました。高知の食を楽しむことができたら。
――明日に向けての意気込みを
藤井 明日から開幕するので、身の引き締まる思いがあります。増田八段とのタイトル戦は初ですが、非常に強い方ですので、しっかり集中して対局に臨みたいと思います。
――ハードスケジュールの中での健康管理法は?
藤井 しっかり睡眠を取ること、感染症が多いので、手をしっかり洗うなど気をつけています。


Img_6077(増田挑戦者)
――いまの気持ちは?
増田 大勢の方に集まっていただいてうれしいと同時にとても緊張しています。
――タイトル初挑戦の意気込みを
増田 タイトル戦は子どもの頃から夢にまで見ていた舞台ですので、こうして立つことができてとても感激しています。難しい将棋になると思いますが、自分の持てる力を出して頑張りたいです。
――気持ちを落ち着かせる方法は?
増田 スピーチがいちばん緊張しているので、ここを乗り切れれば明日もうまくやれるのではないかと思っています。
――対局で意識することは?
増田 藤井さん得意戦法の角換わりがいちばんの敵で、後手番になるとどうしても受けざるをえないので、明日は先手になることを願っています。

Img_6083(藤井棋王に花束を贈ったのは、磯脇颯さん)
Img_6092(増田八段に贈呈したのは、舛本花夏さん)
Img_6120(対局者を挟んで記念撮影)

(武蔵)

乾杯のあと、抽選会が行われました。対局者が番号札を引き、当選された方に色紙を手渡しました。
Img_5994(三土 正司・株式会社共同通信社社長が乾杯の発声を務めた)
「高知県といえば進取の気性と豪放磊落な方々が多い。明日は高知の地に根ざした進取の気性で新しい地平を開くような将棋を指してほしい」

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(武蔵)

18時から高知県高知市「城西館」で、「高知対局の集い」と題した前夜祭が催されました。
Img_5964(中平 雅彦・高知新聞社代表取締役社長)
「この近くに生誕地がある幕末の志士・坂本竜馬が少年時代から囲碁や将棋に興じていた。これを機に高知の将棋熱が高まることを期待する」

Img_5971(濵田 省司・高知県知事)
「来年10月に開催される、よさこい高知文化祭2026高知県実行委員会の委員長も務めている。文化芸術の1つである将棋をタイトル戦開催によって振興し、手に汗握る熱戦を期待したい」


Img_5985(清水 市代・日本将棋連盟常務理事)
「増田八段は事前の問いで不安なこととして、初めての和服や盤上の作戦でなく、前夜祭のスピーチだった。藤井棋王は年始の挨拶で新しいことに恐れずに挑戦し、実力として高めていきたいと述べていた」

(武蔵)

空路と陸路に分かれて高知県を訪れた対局者一行は、スケジュールどおりに検分に臨みました。検分は対局に使用する盤や駒、部屋の明るさなどを確認する作業です。増田八段には笑顔もあって緊張した様子はなく、リラックスしていた様子でした。
20250201img_5892_2(藤井聡太棋王)
20250201img_5908(挑戦者の増田康宏八段)
20250201img_5902(藤井棋王にも笑顔が見られた)
20250201img_5922(大きな問題なく、5分ほどで検分は終わった)

(武蔵)