△２七角成と飛車を取ったのが図の局面。△８七飛成からの詰めろになっていて、後手勝勢の局面になった。両者一分将棋の中、激戦を繰り広げている。
千田五段が勝てば、タイトル初挑戦で、六段が昇段が決まる。

（吟）

▲５三桂不成と銀を取ったのが図の局面。▲２二銀△同金▲同歩成△同玉▲２三金△３一玉▲２二角までの詰めろになっている。△５三同銀に▲２八飛で「先手がわずかに残している」との声が聞こえる。

（吟）

△６五歩なら、▲２二歩成△同金▲２三銀不成の攻めがある。
残り時間は▲佐々木８分、△千田21分。
戦いはいよいよクライマックだ。

（８筋から先手玉を追い詰める千田五段。問題は自玉との兼ね合いだ）

（吟）

（佐々木五段と同じ石田和雄九段門下の勝又清和六段と高見五段が並んで検討。岡崎六段が検討に加わる）

（吟）

先手の銀はドンドン進出する。銀のさばきに成功したようだが、後手には△９六角とすぐに打つ手や△８六歩▲同歩△９九歩成として、△９六角を狙う手がある。
残り時間は▲佐々木53分、△千田48分。対局は佳境を迎えつつある。

（端をからめて逆襲に出た千田五段）

（吟）

▲３五銀と出た手を見て、中村真女流三段は「気持ちがいいですね。形勢は分かりませんが」と話す。ついに先手は銀を進出し、さばきに出た。２三に垂れた歩と連動させて、うまく攻めることができるか。

（佐々木五段がここから強烈な攻めを見せるか）

（吟）

（岡崎洋六段）

（難しい表情の佐藤義則八段）

（深浦九段も姿を見せる。各対局を見て回る）

（吟）