2017年2月18日 (土)

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◆渡辺明棋王の談話
--終盤までかなり苦しい形勢だったと思いますが、いかがでしたか。
「決め手があったらしょうがないと思って粘っていたんですけど……」
--どのあたりで逆転したと感じましたか。
「飛車を取って受け切りの形になったので。▲1二歩(97手目)が入って大変になったと思いました」
--1勝1敗になりました。第3局以降の意気込みをお願いします。
「またあらためての形になったので、短期決戦ですけど一生懸命やりたいと思います」

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◆千田翔太六段の談話
--中盤以降、千田六段のペースだと思いましたが、いかがでしたか。
「いいと思ってはいたんですが……」
--ミスはどの辺りでしたか。
「△8五銀から変な手が続いたと思いました」
--評判になっていた矢倉の△6四同歩は研究されていましたか。
「以前に指されたことがあったかもしれません」
--反省するところもありますか。
「負けていますからね」
--第3局以降について。
「タイになりましたので、仕切り直して気持ちもリセットして頑張ります」

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(琵琶)

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五番勝負第2局は渡辺棋王が逆転で制し、シリーズ成績を1勝1敗としました。終局時刻は19時15分。消費時間は▲渡辺3時間54分、△千田3時間59分。第3局は3月5日(日)、新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われます。
(文)

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竜を切って踏み込んだ千田六段でしたが、図の局面まで進んでみると逆転模様になったようです。千田六段が一分将棋なのに対して渡辺明棋王は13分残しています。

(琵琶)

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図から千田六段が△5七銀▲同角△8五桂打▲6七玉に△7八竜▲同玉△1八飛成と竜を切って踏み込みました。果たして決まっているのでしょうか。局面は大詰めを迎えています。

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(琵琶)

18時20分、千田六段が残り2分まで考えて△2三金と上がりました。「これは明らかに変ですね」と控室はどよめいています。後手変調との声が聞かれ、渡辺棋王の次の一手が明暗を分けそうです。

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(モニターを見つめる森内九段、広瀬八段、井道女流初段)

(琵琶)

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18時、図の局面を迎えました。残り時間は先手の45分に対して後手はわずか9分です。先手にとって後手の残り時間が少ない点が拠り所ですが、立会人の森内九段は「差が開いてしまったのがつらいです」と語っています。後手は敵陣の竜と自陣の飛車の利きが強力なうえに、自玉に適した詰めろが掛からない状態で「後手は読みやすい状況です」と森内九段は話していました。

(琵琶)