朝の対局室
動画中継
挑戦者決定二番勝負第1局
第43期棋王戦は、渡辺明棋王への挑戦権を争う戦いが大詰めを迎えています。挑戦者決定二番勝負に進んだのは永瀬拓矢七段と黒沢怜生五段。挑戦権獲得には、挑戦者決定トーナメントで負けなしの永瀬七段は2局のうち1勝が、敗者復活戦から勝ち上がった黒沢五段は2連勝が、それぞれ必要になります。
第1局は12月15日(金)、東京・将棋会館「特別対局室」で10時開始。持ち時間は各4時間。先後は振り駒で決定します。
インターネット中継は棋譜・コメントを吟、ブログを文が担当します。
【株式会社共同通信社 | 株式会社共同通信社の情報ポータルサイト】
https://www.kyodo.co.jp/
(文)
感想戦の様子
終局直後
5連覇で永世棋王の資格を獲得した渡辺棋王。
【渡辺棋王の談話】
――どのあたりで優勢を意識されましたか。
「▲7二角が厳しそうなので。そこで優勢になったかなと思いました」
――五番勝負を振り返って、最初は1勝2敗と苦しい展開でしたが、いかがでしたか。
「黒星が先行するシリーズだったので、厳しくなったとは思っていましたが、最後まで一生懸命指そうと」
――5連覇ということで、史上二人目の永世棋王を獲得されました。永世称号についてはどのように受け止めていますか。
「1回きりのチャンスだと思っていたので、それを生かせたのはよかったと思います」
――ご自身にとっては、2つ目の永世称号ですがいかがですか。
「簡単に取れるものではないですし、長くタイトル戦に出ていないと取れないので。そういう意味では2つ目を取れたのは大変うれしく思います」
――難しい将棋でしたが、終盤はいかがでしたか。
「そうですね。いや、▲4八銀(67手目)に対して何かあるんじゃないかと思ったのですが……ちょっと、見当たらなかったですね」
――最後も際どい勝負になったように見えましたが、いかがでしたか。
「やはり△8六歩(68手目)と突いたところでは、ちょっと思わしくないなと」
――今回の棋王戦が初めてのタイトル戦でしたが、五番勝負を振り返られてどういう思いですか。
「星を生かせなかったのが残念です」
――2勝1敗とリードしたときはどのように。
「うーん……番勝負は5局で一つの勝負ですから、途中の経過は関係ないです」
(八雲)
渡辺棋王防衛 5連覇で永世棋王に
103手で渡辺棋王が制し防衛。5連覇達成で永世棋王の資格を得た。終局時刻は18時45分。消費時間は、▲渡辺3時間42分、△千田3時間59分。
(吟)























