2018年3月11日 (日)

対局者の退場後、明日の見どころが語られ、前夜祭は盛況のうちに終了となりました。

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見どころはまず対局者のおやつが何になるかですね。永瀬七段はバナナをよく食べているんですよね。渡辺棋王は普段のペースかと思います。
あと、渡辺棋王は新潟の対局が長手数が多いと話していました。ねじり合うのがファンの方には喜ばれるかと思います。第1局で超人的な粘りで長手数になりました。今回は第1局と同じような展開になるような気がします。立会人としては無事に終わればと思います。
(以上、屋敷九段)

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渡辺棋王は不調といわれています。本人もなかなか最新の将棋についていけていないといっています。対して、永瀬七段は雁木や棒銀の新しい将棋をよく指してきますので、渡辺棋王がどう対応するか。

中盤戦では、永瀬七段は広くいろんな手を掘り下げます。渡辺棋王は候補手を切り捨てて、深く読んでいくので対照的です。どちらにいい目が出るか見どころです。

終盤は渡辺棋王は鋭い寄せが得意。永瀬七段は粘り強いです。明日は大盤解説会を担当しますが、今日とは少し違う姿で出ようかと思います。桂を跳ねる手がいつ出るか、それが大盤解説会での見どころです。
(以上、佐藤紳七段)

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(書き起こし=銀杏 写真=牛蒡)

プレゼントの抽選会です。

A2088 (クジを引く屋敷九段)

A2008 (中村桃女流初段も)

A2064 (「揮毫の意味はネットで調べてください」と佐藤紳七段)

A1714 (棋士が引いたクジの当選者には揮毫色紙が贈られた)

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A2144 (新潟日報社からは絵画、新潟グランドホテルからはディナー券が贈られた)

A2163_1 (新潟県三条市で活動する駒師の大竹竹風さん。自作の駒をプレゼント)

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(牛蒡)

対局者の決意表明です。

A1911 (渡辺棋王)

新潟県では新潟市をはじめ、柏崎や三条、南魚沼、佐渡と多くのところで対局しましたが、新潟競馬場にだけはいったことがありませんでした。ですが、昨年の夏に新潟日報さんが呼んでくださり、初めていくことができました。新潟競馬場は非常に広くて、直線が信濃川のように日本一長いのが特徴です。

新潟グランドホテルではこれまで棋王戦で3回指していますが、いずれも長手数の将棋になりました。今回の五番勝負は第1局が非常に長かったのですが、あまり長くなると永瀬さんのペースになってしまうので、明日の対局はそうならないような将棋を、と思っています。

棋王戦も早くも第3局ですので、より一層集中して後半の3局に臨みたいと思います。新潟グランドホテルでの対局では、毎年多くの方に大盤解説会場にお越しくださっています。明日の将棋も気を引き締めて戦いたいと思っています。
(渡辺棋王)

A1915 (永瀬七段)

新潟県はお米やお酒が名物という印象があります。
私はお酒を飲むことができず申し訳ないのですが、おいしいお米をいただいて、
明日の対局もよい将棋が指せるように頑張ります。
(永瀬七段)

A1942 (明日の健闘を誓って握手)

(書き起こし=銀杏 写真=牛蒡)

2018年3月10日 (土)

新潟グランドホテルで前夜祭が開催されました。

A1590 (新潟グランドホテルの外観)

A1675 (棋士登壇)

A1696 (主催者あいさつ 星野純朗・新潟日報社代表取締役専務)

新潟県での棋王戦対局は、今回で37回目となります。
今回の棋王戦は攻めの渡辺、受けの永瀬という構図が予想されています。
居飛車党の戦いですが、どうなるか注目しています。
(星野専務)

A1745 (主催者あいさつ 森下卓・日本将棋連盟常務理事)

私は35年前の1983年9月に棋士になりました。
その翌月に師匠の花村元司九段と新潟を訪れたのを覚えています。
20年ほど前に棋王戦で2回、当時の羽生善治棋王への挑戦者として訪れました。
そのときは両方とも3連敗で敗退してしまいましたが、
今回の両対局者は一進一退のつばぜり合いです。
明日の対局も熱戦でファンに喜んでいただけるよう頑張っていただきたいと思います。
(森下常務理事)

A1770 (乾杯のあいさつ 奥州光治・日本将棋連盟新潟県支部連合会会長)

将棋を覚えて50年以上になりますが、これほどメディアに取り上げられて
興奮する時代は初めてです。明日の対局もネット中継されますし、
ニコニコ生放送やAbemaTVで臨場感あふれる放送がされるのはうれしく思います。
新潟でも子どもたちが少しずつ将棋に興味を示しています。
将棋を楽しんでもらえたらと思っています。
(奥州会長)

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(書き起こし=銀杏 写真=牛蒡)

A1546 (対局者は検分後、駒を収める平箱に揮毫した)

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A1559_2 (明日の食事を注文する渡辺棋王。あまり時間をかけずに決めていく)

A1539 (永瀬七段は「◇◇を△△個」と詳細に注文していた)

(牛蒡)

検分は数分で終了。駒は地元の方が所有する駒が選ばれました。大竹竹風作、錦旗書の盛上駒です。照明の具合や室温も確認されました。

A1434 (渡辺棋王)

A1442 (永瀬七段)

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(牛蒡)