2026年3月 1日 (日)

20260301_57図は57手目▲1五歩の局面。両者が端を攻めています。図の直前は、後手が▲3四歩に△4四銀と逃げており、1筋や2筋が手薄になった瞬間をとらえています。
控室で検討している瀬川六段は「後手が勝ちにくいのではないか」という見解。銀桂交換の駒損の上に玉の守りが薄いため、後手が神経を使う展開のようです。
増田八段は長考の末に△3八馬▲2六飛△3七馬と飛車を追って千日手含み。ただし、▲2八角や▲4六角と先手は打開できます。(銀杏)

Dsc_6024(反撃に移った藤井棋王)

新潟港は幕末に開港5港の一つに指定されました。その影響もあり、1869年から1882年の間に、新潟には新潟ドイツ領事館が設けられていました。1877年から1882年の間は、現在の新潟グランドホテルの場所に移転していました。
150周年となる2019年に、新潟グランドホテルの駐車場の一角に記念碑が設置されました。(銀杏)

Dsc_5840(記念碑。新潟県産の御影石を使用して作られた)

新潟グランドホテルは1972年創業。2002年2月の第27期五番勝負第3局▲佐藤康光九段-△羽生善治棋王(肩書・段位はいずれも当時のもの)戦で初めてタイトル戦の対局場となりました。以来、新潟グランドホテルでの棋王戦対局は恒例となり、本局で18回目となります。特に第41期から11期連続開催です。(銀杏)

Dsc_5856(対局場の新潟グランドホテル。信濃川のそばに立地している)

現地では13時から大盤解説会が始まりました(事前申し込みは終了)。(銀杏)

Dsc_6048(注目の対戦とあって、すでに会場は熱気に満ちていた)

Dsc_6085001(佐々木大地七段と本田小百合女流四段の解説。佐々木大七段は序盤の進行について、「29手目▲5八金では、▲3六歩△4一玉▲3七桂△3二玉▲4八金という進行も有力でした。藤井棋王は昨秋の竜王戦第2局で、先手早繰り銀に腰掛け銀で対抗する将棋を指しています。そのときの経験を参考にしながら指しているのではないかと思います」と解説していた)

Dsc_6082(パソコンのアプリで盤面操作をする伊藤明日香女流初段)

13時になり、対局が再開されました。藤井棋王は12時59分、増田八段は13時を少し回ったところで対局室に戻りました。(銀杏)

Dsc_6002(藤井棋王が先に対局室に戻った)

Dsc_6007(手番の増田八段は、対局再開後も考え続ける)

Dsc_6041

対局者の昼食は、藤井棋王は「海の幸重御膳」。増田八段は「大人様ランチ(サーロインステーキ)」、「ミニ珈琲フロート」でした。(銀杏)

Dsc_5943001(藤井棋王の昼食)

Dsc_5929002(増田八段の昼食。デザートもついてボリュームがある。お子様ランチのように、ウインナーに旗が立っている)

Dsc_5957_2(撮影用のメニューは藤井猛九段と佐々木大地七段が食べた。「お子様ランチを食べたことがないんだよね」と藤井猛九段)

Dsc_5947