2022年2月 6日 (日)
▲5三とが難敵か
苦しい先手
15時のおやつ
解説会開始
現地では大盤解説会が始まっています。解説は森内九段、聞き手は中村桃女流二段。会場脇には、やいちゃんグッズや地元の特産物が展示してありました。
(相掛かりを予想していた森内九段。本局の雁木は「やや意外」)
(将棋連盟ライブ中継アプリで進行を確認する)
後手ペース
図の局面、評判は後手ペースです。最大の理由は先手の歩切れ。▲8五歩を打てないので8四飛も素通しで危ない状況です。ABEMAの高野智六段は「△2二玉で後手陣がしっかりして急に景色が変わった」、屋敷九段は「先手はゆっくりしていると厳しくなる」。▲6五歩は△8七銀、▲7五金△同銀▲9一角成は△7六銀打で先手はうまくいかないようです。
(牛蒡)
現地の大盤解説会では、青野九段と森内九段が「逆転した気がする」と声をそろえます。先手がよくなった、ということです。この少し前、後手は8八金型に対して△8七歩▲同金△3九飛としたのですが、歩を渡したことで▲8五歩と飛車を止められてしまいました。このあたりも手の流れはあまりよくなく、苦心の順だったのかもしれません。その後に△8六歩▲7七金寄を利かしたものの、図の局面は後手から厳しい攻めが見当たりません。少し前とは立場の入れ替わった両者。再逆転はあるでしょうか。
△8七角に▲5三とで図。渡辺棋王は頭をかいたり、首をひねったりと、これまではあまり見られなかった動きが増えました。6四銀を素通りし、4三銀を取りにいく▲5三とは、好手のようです。渡辺棋王は軽視していた可能性があります。△7八角成で飛車は取れますが、「▲7八同玉がいい形なので、後手はあまりうれしくないですね」と青野九段。
評判は依然として後手よし。早い終局もあるかと青野九段は話しています。形勢が大差というのではなく、「考えるところがあまりない」ことが理由のようです。逆転を狙う先手としては、複雑で間違えやすい局面こそ望ましく、指し手が分かりやすい局面が続くようだとつらい状況といえます。






