2014年2月22日 (土)

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三浦九段が▲6五香(図)を指すと、控室の各地で驚きの声が上がった。桂で取られそうだから逃がした、といえばそれまでだが、よく見ると後手の馬の利きを通しているため竜が取られる格好になっている。青野九段はええ、と嘆息を漏らし「これがいい手だったらすごいよ」とつぶやいた。対して渡辺棋王は竜を取らずに△9九馬と香を取り、▲2二歩成△8二玉と進んでいる。

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△8二玉も玉の早逃げで手筋とはいえ、6三の地点に香を成らせるのだから思い切った手だ。
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金沢市は国道157号線の起点。そこから東へ向かう道へ入り、名勝「兼六園」へ向かう。その途中にも興味を引く建物が並んでいる。

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■金沢市役所
大きな看板には「北陸新幹線 金沢開業 2015年」の文字が。

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■石川県政記念しいのき迎賓館
旧石川県庁舎跡地に建てられた施設。こちらは正面で、樹齢約300年(推定)の「堂形のシイノキ」がシンボルになっている。裏側はガラス張りの現代的な顔。

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■石川四高記念文化交流館
明治26年(1893)から約60年間、旧制高等学校(中学校)として使用された建物。写真は石川文学館側で、泉鏡花、徳田秋声、室生犀星など石川県ゆかりの文学者の著作が集められている。

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天正11年(1583年)、前田利家の手によって金沢城の本格的な城作りが始まった。その後、火災による焼失と再建を繰り返して今に至る。二の丸の菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓(写真3枚目~9枚目)は入館可。石川門(写真10枚目~12枚目)は重要文化財に指定されている。

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北國新聞会館横には創刊者・赤羽萬次郎の言葉が刻まれた記念碑がある。百回忌を記念して作られた。「公平を性とし誠実を体とし、正理を経とし公益を緯とす、わが北國新聞は超然として党派外に卓立す」という発刊の辞は、今も社是として受け継がれている。

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対局場の近くには加賀藩藩祖前田利家を祭った尾山神社があり、鳥居の奥に見えるステンドグラスが特徴的な神門が目を引く。この神門は1875年に建てられたものだ。境内には前田利家の像が置かれている。

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