以上で第51期五番勝負第5局のブログ更新を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。
すでに第52期は進行しており、どの棋士が藤井棋王に挑戦するか、いまから楽しみです。増田八段の3期連続挑戦はあるでしょうか。また、藤井棋王は永世棋王の資格を懸ける戦いとなり、より一層の注目を集めるシリーズとなりそうです。第52期も棋王戦をどうぞよろしくお願いいたします。
(本局の前夜祭、大盤解説会、記者会見が行われた会場)
(潤)
以上で第51期五番勝負第5局のブログ更新を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。
すでに第52期は進行しており、どの棋士が藤井棋王に挑戦するか、いまから楽しみです。増田八段の3期連続挑戦はあるでしょうか。また、藤井棋王は永世棋王の資格を懸ける戦いとなり、より一層の注目を集めるシリーズとなりそうです。第52期も棋王戦をどうぞよろしくお願いいたします。
(本局の前夜祭、大盤解説会、記者会見が行われた会場)
(潤)
感想戦終了後、場所を移して藤井聡太棋王への記者会見が行われました。
(記者会見前に、関係者から花束が4連覇を果たした藤井聡太棋王に贈られた)
――今回で4連覇になる。改めていまの気持ちは?
藤井 途中まで1勝2敗でカド番にもなり、かなり苦しいシリーズでもあった。それだけに防衛できたことはうれしく思う。
――増田八段の印象は?
藤井 序盤からさまざまな工夫をされ、その点は私としても勉強になった。中終盤も的確に見切られてしまうということも多く、全体として増田八段の力を感じるシリーズだった。
――王将戦に続いてのカド番をしのいでの防衛について
藤井 王将戦と棋王戦、どちらも苦しいスコアで、防衛するのは難しいかなと感じるところがあった。ただ、最終局がどちらも先手番になったのは、幸運だったかなと。追い込まれたことで開き直れて指すことができたということもあったと思う。
――対局での地元のおやつについて
藤井 こちらの名物のものをいろいろとご用意いただいて、午前、午後ともにほんのりとしたやさしい甘さがあった。非常においしくいただき、対局にもピッタリだったと思う。
――お菓子の甘さが対局中の力になったか?
藤井 対局中に考えていると糖分が欲しくなるということもある。また、盤を離れて吸収するということもあり、今日一日、集中して対局に臨めた。
――昨年、特急やくもを視察された折に、「守備力の高い馬」と将棋の駒に例えられた。今回のスーパーはくとは何になるか
藤井 はくとは振り子式の気動車としては初期の車両でもあるが、高速化の工夫もされていて、力強い走行感を楽しむことができた。力強いという点では飛車になるかと。
――鳥取での対局、心に残るものになったか?
藤井 鳥取に来るのは初めてで、楽しみにしていた。有隣荘もたいへん趣のある素晴らしい所で、関係者の方に素晴らしいご準備をいただけた。防衛できたことも含め、印象に残る対局になったし、また、対局以外でも来ることがあればと思う。
――今年度のよかった点と反省すべき点は?
藤井 棋王戦と王将戦はどちらも苦しい状況だったので、そこから防衛に繋げられたのはよかった。ただ、連敗が何度かあったので、そういった波を小さくしていかなければと思う。今年度は後手番での工夫を課題に挙げていて、ある程度は経験が積めたのはよかったが、まだまだ十分じゃないと感じるところもあり、引き続き取り組んでいければ。
――10年になるキャリアの中で、ここ2ヵ月の苦しみはどのようなものだったか?
藤井 2月から3月に掛けては結果もそうだが、内容もよくない将棋が続き、自分としても苦しさを感じる時期だった。振り返ると内容のよくない将棋を指したことで、自分への自信が下がったということもあった。そういった中でどう対局に臨むかという難しさがあった。結果として王将戦の第5局に勝つことができ、そこから徐々に好転したのかなと感じるが、その将棋も途中までは苦しく、少なからず幸運があったのかなと思う。
――そういった苦難を乗り越え、これまでに味わったことのない何かがあるか?
藤井 振り返ってみると幸運ということが大きかったと思うが、こういった追い込まれた状況で対局してというのはあまりなかったので、今後の糧にできるのではないかと思う。

――乗り越えられた原動力は?
藤井 やっぱり幸運だったと。棋王戦では第4局の後手番を勝てたのは大きかった。その後の3局は振り駒もあって先手という形になって、2局は途中、苦しい局面があったが、それを勝つことができ、自分の状態としても上向いてきたんじゃないかと。
――去年あたりから「面白い将棋を指したい」と話されているが、今期の棋王戦ではどうだったか?
藤井 今期の棋王戦は増田八段に主導権を握られてしまって、辛抱する展開が多かったが、第4局で中盤戦は少し苦しい局面だったのを引き離されないように指し、終盤も際どいところが多かったが踏み込んで指すことができたので、自分としては印象に残る対局になった。
――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
藤井 対局をご覧いただきましてありがとうございました。棋王戦も厳しいシリーズで、防衛できたのは幸運が大きかったかと思う。シリーズを通して増田八段の強さを感じるところも多く、内容としても勉強になることが多かった。この経験を生かして、これからもよい将棋をお見せできるように頑張っていきたい。ありがとうございました。

※記者会見の内容は後ほど掲載いたします。
(潤)
□勝った藤井聡太棋王の談話
―― 序盤の進行について
藤井 端歩の交換が入って、端からの仕掛けがあってこちらに危ない変化だと思っていた。(33手目)▲8七金では、▲8七銀もあるとは思うが、その先の見通しが立たず、▲8七金のほうがいったん収まるという形になりやすいと考えていた。
―― 一局を振り返って
藤井 (39手目)▲3五歩と動いていって、一気に終盤戦になる変化が多かった。その変化が難しく、進んでみないとわからなかった。最後は上部を厚くされることなく攻めきれた。
―― シリーズ全体を振り返って
藤井 主導権を取る展開にできない将棋が多かった。そのあたりで増田八段の強さを感じた。追い込まれてからは、開き直って指すことができた。
―― 棋王戦4連覇について
藤井 大変なシリーズで、防衛は難しいかなと感じるときもあった。防衛できたのは素直にうれしく感じる。
―― 永世称号獲得まであと1期と迫った
藤井 この経験を生かして、よりよい将棋を指せるように取り組んでいきたい。
―― 今年度を振り返って
藤井 連敗も何度かあって、内容的に思わしくない将棋もあった。全体的に内容を引き上げていかなくてはいけない。
■敗れた増田康宏八段の談話
―― 序盤について
増田 本譜は端歩が生きる展開だったが、激しい流れになった。▲8七金~▲9六香とされると先手陣が手厚くなり、藤井棋王相手にこの作戦はよくなかったかもしれない。
―― 一局全体を振り返って
増田 先手陣が乱れる形ではあるので、そこで勝ちやすい展開に持ち込みたかったが、手厚く指されてしまい、チャンスの局面があったかはわからない。
―― タイトル獲得まであと1勝と迫った。
増田 2勝1敗で有利な状況だと思ったが、第4局の作戦がよくなかった点が悔やまれる。流れを失ってしまった。
―― シリーズ全体を振り返って
増田 全体的に見ると、力が劣っている部分が多い。もっと改善しないとタイトルには手が届かない。
―― 新年度に向けて
増田 棋王戦はとてもいい経験になった。自分なりに改善して戦いたい。
(武蔵)

第51期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第5局、▲藤井聡太棋王-△増田康宏八段戦は、18時13分、77手で藤井棋王の勝ちとなりました。消費時間は▲藤井3時間37分、△増田3時間52分。
この結果、五番勝負は3勝2敗で藤井棋王が防衛。棋王4連覇を果たしました。来期は永世棋王の資格の懸かるシリーズとなります。
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鳥取県は、県自らが「まんが王国」を宣言するほど、アニメやマンガと深いかかわりを持ちます。『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげる氏や『名探偵コナン』の青山剛昌氏など、世界的な巨匠の出身地として知られ、空港名にキャラクターを冠した「鳥取砂丘コナン空港」「米子鬼太郎空港」など、街全体が作品の世界観に包まれています。2023年12月からは特別車両「スーパーはくと名探偵コナン号」が運行中です。外装だけでなく、内装の座席カバーや壁面にも人気キャラクターが描かれ、旅のワクワク感を高めてくれます。鳥取県や智頭急行の公式サイトで運行スケジュールが公開されているため、狙って乗車できます。