2021年12月21日 (火)

終局直後

A7304854(終局直後の様子)

A7304869_2【永瀬王座の談話】

――一局を振り返って。
永瀬 先手は(玉の)堅さが主張で、こちらは薄い形なので、かなり神経を使う将棋なのかなと思っていました。

――3筋の歩を交換されたあと△3四歩(58手目)と打たれた辺りは。
永瀬 先手の囲いが堅すぎるので、かなり気を使うところが多いのかなと思っていました。

――△5七銀(68手目)の辺りは。
永瀬 △7五歩と△5七銀でかなり迷ったんですけど、△5七銀が第一感だったので、そちらを指しました。

――勝ちになったと思われたところは。
永瀬 ▲4四歩(103手目)△同金としたあと、こちらの△7八金が厳しければ勝ちになっているんじゃないかと思いました。

――今期の棋王戦をここまで振り返って。
永瀬 一局、一局、とても大変だったんですけど、その中で自分なりの課題を克服でれきばと思いながら指していました。

――第43期以来の棋王戦挑戦となります。いまのお気持ちは。
永瀬 挑戦者になることができてよかったと思います。そのとき(第43期の渡辺明棋王との五番勝負)はかなり実力差があるというふうに感じましたので、少しでも差を縮められるよう頑張っていきたいと思います。

A7304880【郷田九段の談話】

――一局を振り返って。
郷田 序盤はあまり経験のない形で、対応がうまくできなかったですね。

――今期の棋王戦を振り返って。
郷田 苦しい将棋ばっかりで。快勝譜もありましたが、最後がいちばん内容が悪くて。まあ仕方ないですね。

(玉響)