2019年12月

2019年12月16日 (月)

Photo_50(佐々木大五段は得意の相掛かりで快勝)

Photo_51(敗れた本田四段。普段の勢いある将棋が発揮できなかった)
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(感想戦の模様)Photo_54(挑戦権争いの決着は、12月27日の第2局に持ち越された)

(康太)

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渡辺明棋王への挑戦を目指す第45期棋王戦挑戦者決定二番勝負第1局は、17時41分に80手で佐々木大五段の勝ちとなりました。消費時間は▲本田3時間35分、△佐々木2時間53分。
第2局の勝者が棋王挑戦者となります。その第2局は12月27日(金)に東京・将棋会館で指されます。

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ばたばたと指し手が進んでいき、図の局面に。先手玉は危険な格好なのに対し、後手玉は安全です。平凡に△5四歩などで角を取っておけば、後手が問題なく押しきれそうです。控室では終局近しの声もあります。

(康太)

17時30分頃、控室にはさらに近藤誠也六段と中村真梨花女流三段が来訪。渡辺明棋王と継ぎ盤を囲んでいます。
Photo_46 (近藤誠六段は渡辺明棋王の横に)Photo_48(中村真梨花女流三段)

Photo_49 (3人で検討中。ただ、形勢は後手がはっきり優勢とのこと)

(康太)

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本田四段は▲5六角と打って暴れていきます。以下△6五歩▲3六銀△4六歩(2図)と進行しました。

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先手は4五の地点の突破を目指しますが、手順最後の△4六歩が痛烈なカウンターです。「平凡な手ですが、厳しいですね。いやあ、きついなあ」と渡辺明棋王。形勢は佐々木五段がよくなったと見られています。

(康太)

16時前、渡辺明棋王が控室に来訪しました。

20191216d図の局面では「▲8二歩を打ってみたいです。以下△8二同飛に▲7五歩(2図)が筋ですね」とコメント。ただ、実際の形勢は難しいと見ています。

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Photo_43 (継ぎ盤を使い、関係者に解説中の渡辺明棋王)

Photo_42 (先手は2図の展開を選ぶと、後手の5四角の利きも通ってくるのが悩ましいところ)

(康太)

20191216c_214時50分頃、佐々木大五段は3筋をいじって先手の銀を3六に呼び込み、それから△5四角と据えました。次は△4六歩からの攻めを狙いつつ、自陣にも利く攻防の一着。いよいよ中盤戦に入りそうです。先手はまず3六銀の処置をどうするか。悩ましいところでしょうか。

Photo_34(佐々木大五段は先に角を手放し、局面を動かしていく)

(康太)

20191216b_2図は13時30分頃の局面、△4四銀と進出したところ。後手は右玉模様に構え、先手は中住まいで対抗。力戦の相居飛車となりました。先手は詰めた1筋から動くことはできそうですが、それでうまくいくかどうか。▲6九玉など、じっくりと駒組みを進める手もありそうです。

Photo_33(今朝の本田四段)

(康太)