（再開前の特別対局室）
（佐々木大五段は紙コップを片手に持つ。このあとの展開を考えているのだろうか）
（本田四段はじっと盤面を見つめていた）
（康太）
2019年12月
2019年12月16日 (月)
昼食休憩
12時、この局面で佐々木五段が５分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲本田四段37分、△佐々木大五段１時間７分。昼食の注文は本田四段が「天とじうどん」（ほそ島や）。佐々木大五段は出前の注文はしませんでしたが、近くのキッチンカー（ホロホロキッチン）でタコライス（副菜は「ほうれん草のサブジ」と「ニンジンシリシリ」）」の買い出しを頼んでいます。対局は12時40分に再開されます。対局者が残っているため、盤面の撮影はありません。
（本田四段注文の天とじうどん）
（佐々木大五段注文のタコライス）
（休憩に入っても、佐々木大五段は残っていた）
（康太）
後手は盛り上がりの作戦か
図は11時30分の局面。後手の佐々木五段は△４三金右と上がり、１歩損ながら盛り上がる作戦を見せています。本田四段はどのように攻めの形を作っていくでしょうか。
（佐々木大五段は手厚い陣形を築く）
（康太）
戦型は相掛かりに
本田四段の先手番で始まった本局は相掛かりに。両者とも得意とする戦型に進みました。いま、本田四段が▲３四飛と横歩を取った手に対し、佐々木大五段が30分以上の熟考に沈んでいます。
（康太）
本田四段の本棋戦成績
本田四段の本棋戦通算成績は10勝０敗（1.000）。今期が初参加。予選では順に勝又清和六段、中村修九段 、阿部光瑠六段、永瀬拓矢七段、増田康宏六段を破って予選を突破。挑戦者決定トーナメントでは行方尚史八段、佐藤天彦九段、村山慈明七段、丸山忠久九段、広瀬章人竜王と、予選から強敵を次々に連破し、無敗のまま挑戦者決定二番勝負に駒を進めています（肩書はいずれも対局当時）。
（本田四段はいきなりの挑戦者決定二番勝負進出）
（康太）
佐々木大五段の本棋戦成績
佐々木大五段の本棋戦通算成績は15勝３敗（0.833）。第43期より参加。挑戦者決定トーナメント進出は２回です。今期は順に石田直裕五段、中村太地七段、宮田敦史七段を破って予選を突破。挑戦者決定トーナメントでは谷川浩司九段、黒沢怜生五段、羽生善治九段を連破。準決勝で広瀬章人竜王に敗れたものの、敗者復活戦で丸山忠久九段、さらに広瀬章人八段にリベンジを果たして挑戦者決定二番勝負に進みました（肩書はいずれも対局当時）。
（佐々木大五段は初のタイトル戦登場が懸かる）
（康太）
対局開始
対局準備
（両者は９時50分にそろい、準備が進められた）
（上座の佐々木大五段が駒袋を開ける）
（駒を並べる本田四段）
（振り駒の結果は「と」が５枚。第１局の先手番は本田四段に決まった）
（開始直前）
（康太）
2019年12月15日 (日)
挑戦者決定二番勝負第１局
渡辺明棋王への挑戦権を争う第45期棋王戦の挑戦者決定二番勝負に進んだのは、本田奎四段と佐々木大地五段。フレッシュな若手棋士の対決となりました。挑戦権獲得には、挑戦者決定トーナメントで負けなしの本田四段は２局のうち１勝、敗者復活戦から勝ち上がった佐々木大五段は２連勝が、それぞれの条件となります。
第１局は12月16日（月）、東京・将棋会館「特別対局室」で行われ、10時開始。持ち時間は各４時間。先後は振り駒で決定します。
棋譜中継は棋譜・コメントを銀杏記者が、ブログを康太が担当します。よろしくお願いします。また、AbemaTVで中継が行われます。解説は阿久津主税八段と斎藤明日斗四段、聞き手は本田小百合女流三段と山口恵梨子女流二段がそれぞれ担当します。併せてお楽しみください。
【棋譜・中継ページ】http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/45/kiou201912160101.html
（康太）