「戦いましたね」(鈴木八段)
「棋風ですかね」(永瀬六段)
控室の検討では後手がしのぐ展開になっていましたが、佐藤(康)九段は反撃に打って出ました。△6五歩から△8五桂(図)と駒を前に進めます。△8五桂の一手で飛角の利きが通り、攻め駒が先手陣に直射する形となりました。
しかし、そこは先手も待ち受けるところ。駒が手に入れば▲2三歩と▲3四歩の拠点が生きます。後手に攻めさせ、その反動を利用して後手玉を仕留める方針ではないかと控室では見られています。
(若葉)
2015年12月21日 (月)