2015年12月21日 (月)

一筋縄では……

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図は18時過ぎの局面。
佐藤(天)八段は飛車を▲2六飛から▲3六飛と活用しました。実に落ち着いた駒の運びで、後手は陣形をほぐすのが難しいと見てゆっくりと飛車の位置を整えました。
控室では先手の模様よしで見解が一致しているものの、いざ攻めるとなると一筋縄ではいかないようです。継ぎ盤では鈴木八段が先手側、永瀬六段が後手側を持って先手の攻め筋を検討していますが、ぎりぎりのところでしのぎがあり、単純な攻めではなかなか決まらないようです。

231(控室の継ぎ盤を挟むのは鈴木八段と永瀬六段。鈴木八段が攻め、永瀬六段が受ける形で検討が進められている)

(若葉)