検分 17時、対局場となる「北國新聞会館」で検分が行われた。盤駒は珠洲市議会事務局次長・塩井一仁様から提供されたもの。駒は熊澤良尊師作の菱湖書、平田雅峰師作の源兵衛清安書が用意された。対局者は互いに「どちらでも大丈夫」とのことで、立会人の若松七段が「ではタイトル保持者に決めていただいて……」と言って渡辺棋王が決めることになった。渡辺棋王は「カメラ映りはどうですかね?」と2組の駒を見比べ、源兵衛清安書のものを使うことが決まった。照明などの問題もなく、検分は数分で終了した。 (文)