興奮冷めやらぬ終局直後の対局室。
久保棋王
「序盤はまずまずの形だったと思います。(勝ちを意識した局面を聞かれ)最後まで分かりませんでした。△6七金(146手目)と打った辺りで自玉が安全なので攻めが繋がる形かなと。(先勝したことについて聞かれ)まだまだ番勝負は続きますので」
郷田九段
「序盤がまずかったので、中盤が大変だったですね。ちょっと難しかったかなという局面もあったのですが、終始苦しかったです。先手先手で攻められたので、終盤は少し足りないなと思って指していました。どこかで勝負する順があったのかもしれませんが分からなかったですね。(第2局への意気込みを聞かれ)一局一局頑張るしかないので」
終局直後に感想を述べた両対局者はファンの待つ大盤解説会場へ向かった。
(吟)