図は37手目▲1三竜の局面。午後になって、控え室ではここで△2二銀が検討されました。▲1三竜を直接とがめようという手です。
以下の進展例は(1)▲4三竜なら△4二金▲5四桂△同角成▲同竜(参考1図)。ここで後手がどう指すか。参考1図は△6六馬▲同歩△5六香が一つ考えられる手順です。
(2)▲6三竜なら△同角成▲6五香打△6六馬▲6三香成△同玉▲6六歩△7二玉▲6四桂△8二玉▲5二桂成△同金左(参考2図)。
重要な変化ですので、書き記しておきます。久保棋王にとって、何か嫌な変化があったのだろうと推測されていました。
(銀杏)
2011年2月26日 (土)