2010年3月

2010年3月 6日 (土)

前夜祭を彩る料理の数々。

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薄いブルーのボトルに入っているのは、「吉乃川」という銘柄の日本酒。新潟の米で作られたもので、まろやかな口当たりと艶のある香り、やさしい後味のお酒で非常に飲みやすい。

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前夜祭の会場となるのは3階「悠久の間」。新潟日報社の栗山和広取締役より主催者挨拶があった後、日本将棋連盟新潟県支部連合会、和田斐夫会長の音頭で乾杯が行われた。

両対局者は意気込みを語ったのち、明日の健闘を誓い合っての握手。

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(新潟日報社、栗山和広取締役)

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(日本将棋連盟新潟県支部連合会、和田斐夫会長)

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主催者挨拶 新潟日報社栗山和広取締役
「新潟では棋王戦を30回近く開催させていただいております。明日は島朗九段、鈴木真里元女流名人による大盤解説会でお楽しみください。もちろん新潟日報でも大きく取り上げます」

日本将棋連盟新潟支部連合会 和田斐夫会長
「久保棋王は昨年に念願のタイトルを獲得されました。以降の充実振りを見ると、ひとつのきっかけを得て大きく変わられたのかなと。佐藤九段は思いもよらない指し手、戦術で将棋界全体の発展に大きく寄与しています。不調と見る向きもあるようですが…いやいや不調ならタイトル戦の挑戦者になれるはずがありません。熱戦を期待しています」

久保利明棋王
「ここまで1勝1敗、改めて三番勝負ということになりました。明日は勝ったほうが棋王位に王手をかける大事な一番ですが、いつも通りの気持ちで指せればと思っています」

佐藤康光九段
「さきほど新潟支部連合会の和田会長から、調子が悪いのではと心配していただきましたが、ここまで1勝1敗ですので調子が悪いということはありません(笑)」

青野照市九段(日本将棋連盟常務理事)
「新潟日報様に棋王戦を開催していただき、こうして多くのファンに集まっていただく。こんなにありがたいことはありません。」

島朗九段(立会人・大盤解説)
「タイトル戦が多く行われていますので、新潟の将棋ファンは目が肥えています。明日はアマ強豪の早川俊さんが来てくださるそうですので、私と鈴木さんは助手のようなものです(笑)」

鈴木真理元アマ女流名人(大盤解説聞き手)
「将棋をはじめてすぐに、佐藤九段に九枚落ちで教わった思い出があります。新潟のファンの方々は気さくに声を掛けてくださるので、明日の聞き手は楽しく務めることができそうです。」

※写真はのちほど掲載いたします。(烏)

Imgp2828 今回、対局室には二つのカメラがセッティングされている。一つは天井から盤を映すもので、もう一つは両対局者の様子を映すものである。明日はこの二つのカメラを使って中継を行うことになる。

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Imgp27971 午後4時半、ホテル4階の「美禄の間」にて検分が行われた。先に久保棋王が入室し、立会人の島九段、記録係の石田三段と談笑する姿が見られた。その後佐藤九段が入室し、検分が始められた。

検分では、対局に使用する駒や座布団を選んだのち、対局環境をチェック。長机を盤側に少し近づけたこと以外に大きな変更はなく、検分は短時間のうちに終了した。

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午後3時すぎ、佐藤九段が関係者とともに新潟駅に到着。新幹線からタクシーに移動手段を変え、対局会場となる「新潟グランドホテル」へと移動した。

この後は午後4時半から対局室検分の予定。

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久保利明棋王と佐藤康光九段の間で争われる第35期棋王戦。1-1のスコアで迎えた第3局、対局開始は明日3月7日の午前9時からとなります。

今回の中継では烏(からす)記者が棋譜およびコメントを、文(ぶん)が本ブログを担当致します。どうぞ最後までお楽しみ下さい。

■第35期棋王戦 5番勝負第3局
対局日:2010年3月7日(日)
対局場:新潟市・新潟グランドホテル
  新潟県新潟市中央区下大川前通3ノ町2230
  025-228-6111
主催:新潟日報社 日本将棋連盟
特別協力:ナミックス株式会社
協力:日本将棋連盟新潟県支部連合会

立会:島 朗九段
記録係:石田直裕三段
解説:島 朗九段
聞き手:鈴木真里元女流アマ名人

前夜祭、現地大盤解説会のご案内

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