対局室には西山女王、加藤桃女流三段の順に入室しました。駒箱を開けたのは、上座の西山女王です。西山女王の力強い駒音に対し、加藤桃女流三段がそっと並べるのが印象的でした。

（西山女王の振り歩先で振り駒が行われ、歩が３枚。西山の先手が決まった）

挑戦者決定戦に進むのはどちらでしょうか。第９期リコー杯女流王座戦（主催:株式会社リコー、特別協力:日本経済新聞社）の本戦準決勝より、西山朋佳女王－加藤桃子女流三段戦を中継します。
対局は2019年８月28日（水）10時から、東京・将棋会館で行われます。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）。使いきると１手60秒の秒読みです。
本局の勝者は挑戦者決定戦に進出し、岩根忍女流三段－伊藤沙恵女流三段戦の勝者と里見香奈女流王座への挑戦権を懸けて対戦します。

本局の中継は紋蛇がお送りいたします。よろしくお願いいたします。

（感想戦は17時49分に終了した）

※この写真の撮影には、PENTAX K-3 II を使用しております。　　　　　　　　　http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/k-3-2/

以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦くださいまして、ありがとうございました。

加藤桃女流三段が中井女流六段に勝ち、準決勝に進出しました。次戦では西山朋佳女王と対戦します。終局時刻は15時59分。消費時間は、▲加藤２時間19分、△中井２時間59分。

図は15時40分頃の局面。激しい攻め合いが繰り広げられましたが、３八飛と３四銀の連係が強力で、先手が勝ちに近づいています。

（加藤桃女流三段は再開後も引き続き考えていた）

※この写真の撮影には、PENTAX K-3 II を使用しております。　　　　　　　　　　http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/k-3-2/

12時、この局面で加藤桃女流三段が７分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲加藤57分、△中井１時間１分。昼食注文は加藤桃女流三段が鶏肉と黒オリーブのトマト煮込み、トレビス（赤チコリ）とサラミのマリネ（Le Carre）。中井の注文はなし。対局は12時40分から再開されます。

（加藤桃女流三段が注文したお店「Le Carre」）

戦型は矢倉。中井女流六段は角を△３三角～△５一角～△７三角と転換させ、「三手角」と呼ばれる作戦を採用しました。次はいきなり△６五歩と揺さぶる手があり、先手の対策が注目されます。

振り駒は中井女流六段の振り歩先で行われ、「と金」が４枚。加藤桃女流三段の先手番で開始されました。

（加藤桃女流三段の初手は▲７六歩）

（２手目△８四歩を着手する中井女流六段）

（対局場は飛燕の間）

※この写真の撮影には、PENTAX K-3 II を使用しております。　　　　　　　　　　　http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/k-3-2/

９期リコー杯女流王座戦本戦２回戦、中井広恵女流六段－加藤桃子女流三段の一戦を中継いたします。
対局は８月20日（火）10時から、東京・将棋会館「飛燕」にて行われます。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）。切れたら１手60秒未満の着手。先後は振り駒によって決定されます。両者は本局が初手合いです。

本局の中継は玉響が担当いたします。よろしくお願いいたします。

【株式会社リコー】
https://www.ricoh.co.jp/
【日本経済新聞】
https://www.nikkei.com/
【棋譜再生ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/9/joryu_ouza201908200101.html