2022年8月12日 (金)

Joryu_ouza202208120101761図から▲8六歩△9六銀▲同香△9五歩に▲7五歩が好手でした。先手は序盤の6筋位取りで築いた厚みを生かし、上から押しつぶす攻めが実現しそうです。

Joryu_ouza2022081201019115時30分ごろ、2図まで進んでいます。△8六桂を恐れずに▲7五歩は強い攻めです。塚田女流初段は残り時間が少ないですが、ビシビシと攻める展開は得意とするところで、自信を持っていそうです。

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Joryu_ouza20220812010172先手猛攻をいったん跳ね返し、後手に攻めの手番が回ってきました。難しい勝負ですが、後手にもチャンスがきたのは間違いないでしょう。後手は時間の面でも1時間近いリードがあります。

Dsc_6789(10連勝中の渡辺女流初段。このチャンスを生かせるか)

Joryu_ouza20220812010156▲4四桂△4二金を決めてから▲3五歩△同歩▲2四歩△同歩と突き捨てたのが図の局面。実戦はさらに▲3五銀△3六歩▲3四歩と進みました。先手はじわじわと指すのも有力そうだっただけに、△3六歩を打たせる選択は強気です。塚田女流初段らしい選択でした。

Dsc_6884(休憩明け直前の塚田女流初段)

Dsc_6887(同じく渡辺女流初段)

Joryu_ouza20220812010144図の局面で塚田女流初段が16分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から40分間。消費時間は▲塚田1時間11分、△渡辺48分(持ち時間は各3時間)。塚田女流初段の出前注文は「豚の甘辛スタミナ焼き弁当」(鳩やぐら)。渡辺女流初段は食事席の確保だけ依頼しました。

Dsc_6835(休憩中の対局室=歩月の間)

Dsc_6839(竹風作の水無瀬書。本格的な開戦間近という状況で休憩に入った)

Joryu_ouza2022081201013711時9分の局面。戦型は後手四間飛車です。先手は6筋に位を張りました。東京の対局立会人である渡辺正和六段は、後手の3二金型に反応して位取りにしたのではないか、と話しています。後手陣の手薄な6~7筋方面を支配下に収め、この周辺から押しつぶす展開が先手の理想です。後手も耀龍四間飛車から△7三銀と自玉上部の戦いに備えています。

Dsc_6809(相手の陣形を見ながら柔軟に作戦を選択した塚田女流初段)

Dsc_6821(渡辺女流初段は駒組みに気を使う展開かもしれない)

第12期リコー杯女流王座戦(主催=株式会社リコー、特別協力=日本経済新聞社)の本戦から渡辺弥生女流初段-塚田恵梨花女流初段戦を中継します。勝者は準決勝に進み、西山朋佳白玲・女王と対戦します。

2022年8月12日(金)10時から東京・将棋会館(歩月の間)で指されます。持ち時間はチェスクロック式で各3時間。先後は振り駒で決定します。本局の感想戦取材はありません。

【棋譜中継】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/12/joryu_ouza202208120101.html

【第12期本戦トーナメント表】
https://www.shogi.or.jp/match/jo_ouza/12/honsen.html