（勝った渡部女流三段）

（敗れた野原女流初段）

（感想戦は16時47分に終了した）

以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦ありがとうございました。

▲野原－△渡部戦は渡部女流三段が勝ちました。終局時刻は16時23分。消費時間は、▲野原２時間34分、△渡部３時間０分。勝った渡部女流三段は、本戦準決勝で加藤桃子女流四段と対戦します。

第１図で△３七歩成が軽妙な成り捨てでした。以下▲３七同金△６六歩▲同歩△同角▲６七歩△４八角打と進んで第２図。

先手の右金を３七におびき寄せた効果で、△４八角打が実現しました。渡部女流三段が一気呵成の寄せで決めにいってます。

12時40分、再開後の一手は△４五銀でした。

12時、この局面で渡部女流三段が５分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲野原50分、△渡部１時間８分。昼食注文は渡部女流三段が「（上）親子丼（ご飯半分）」（ほそ島や）、野原女流初段が「オムハヤシ」（LAITIER）。対局は12時40分から再開されます。

（昼食休憩時の「飛燕の間」。手前側が野原女流初段の席）

（手番の渡部女流三段側から撮影）

図は11時10分頃の局面。後手が８五にいた銀を７四に引いて態勢の立て直しを図ったところです。手の流れは▲６九玉かと思いましたが、野原女流初段は図で▲３四歩と角取りに打ちました。△２二角～△４四歩～△４三銀で打った歩が負担になる恐れもあるだけに、強気な踏み込みといえます。

（初手▲２六歩を着手する野原女流初段）

（４手目△８四歩を着手する渡部女流三段）

振り駒は渡部女流三段の振り歩先で行われ、「と金」が３枚。野原女流初段の先手番で開始されました。

（渡部愛女流三段）

（野原女流初段）

（定刻10時、一礼を交わして対局が始まった）

８月８日（火）は、本戦２回戦最後の一局となる渡部愛女流三段－野原未蘭女流初段戦が行われます。勝者はベスト４進出が決まります。対戦成績は２勝２敗です。
対局場は東京・将棋会館「飛燕」で、10時開始。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）。切れたら１手60秒未満の着手となります。先後は振り駒で決められます。

【棋譜再生ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/13/joryu_ouza202308080101.html

本局の中継は玉響が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

（勝った加藤桃子女流四段は連続挑戦まであと２勝とした）

（堀女流１級は序盤の構想を悔やんでいた）

以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。